虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

高尾山の虫見シュラン・ガイドその41、オオトラフコガネ

今年もやってきました高尾山のオオトラフコガネの季節。 沢沿いの草の葉の上が、オオトラフの定位置ですね。このデザイン、グッとくるものがあります。当然ムシミシュランガイド星三つです。 横から撮ってもさまになる。 ツンとすました正面顔もなかなか。 …

高尾山の虫見シュラン・ガイドその40、エゴシギゾウムシ

裏高尾散策で次に出会ったのはエゴシギゾウムシ。2匹いましたが、どちらも道端の草の上。近くにエゴの木は見当たりません。これ、本当にエゴシギなのかな、と疑問がわいてきますね。 そこで、一匹持ち帰って、エゴの実を与えてみると、すぐにかぶりつきまし…

高尾山の虫見シュラン・ガイドその39、ドロハマキの作業

21日は、今が見頃のオオトラフコガネ(ハナムグリ)を探して、裏高尾散策。 真打ちはなかなか登場せず、最初に出てきたのはドロハマキチョッキリ。葉巻きの作業中に、ちょっと失礼して撮影。 こんな長い葉巻を作ります。 近寄ってみました。 青いタイプも…

高尾山の虫見シュラン・ガイドその38、ムラサキシャチホコ幼虫

陣馬山ふもとのクルミの木。葉裏に、ついに発見。ムラサキシャチホコの幼虫です。こいつを見つけるため、何度クルミの木を見上げたことか。でも家に持ち帰るとすぐに★になってしまいました。やっぱり寄生されていたのか。涙、涙の合掌です。 もちろん目当て…

高尾山の虫見シュラン・ガイドその37、マダラアシゾウムシ

今回は陣馬山のゾウムシ。非常に地味なのがカラムシの葉の上に。しかし、よく見ると足に繊細な模様。久々のマダラアシゾウムシです。 指に乗せて、柄物ストッキングをチェック。うーん、見事だ。ムシミシュラン星二つ☆☆です。 背中のコブもすごいです。 すぐ…

高尾山の虫見シュラン・ガイドその36、ヒオドシチョウのテリ

陣馬の山頂でもやっぱり、この蝶が陣を張っていました。ヒオドシチョウです。高尾周辺の山々の頂上は、ほとんどすべて、ヒオドシのテリトリーにされています。 頂上にはシシウドが多いためでしょうか、キアゲハもたくさん飛び交っています。もう少しすると、…

高尾山の虫見シュラン・ガイドその35、酒好きのウラギンヒョウモン

涼しい風が吹く陣馬山の頂上は、蝶のたまり場になっていました。 山頂の目印、白馬の像 特に多いのがヒョウモンチョウ。ほとんどはウラギンヒョウモン。 花に来るだけではありません。茶屋の調理場で一休みするちゃっかり者もいます。恐らく甘酒の香りに引き…

高尾山の虫見シュラン・ガイドその34、アサギマダラ

いよいよ真夏。今回は暑さ対策で少し標高の高い陣馬山(857メートル)へ。陣馬からのコースは北高尾山稜の堂所山へと続きますが、踏破する気力は全くありません。 頂上に一番近い和田峠まで車で上ると、あとは楽ちん登山。普通の人なら30分で頂上だそう…

高尾山の虫見シュラン・ガイドその33、ハテナ?な者たち

東高尾山稜で見かけたハテナな者たちです。 2連のナガタマムシはよく見ますが、3連はちょっと変。 クルミハムシは平べったいハムシのはず。卵を抱えた♀のハムシは、どれもすごいお腹をしていますが、これは膨らみ過ぎな感じがします。 おしろいを塗りたく…

高尾山の虫見シュラン・ガイドその32、雑多な者たち

東高尾山稜で見かけた雑多な連中です。 アオオビハエトリはいつ見ても、アリを食べています。アリに擬態して、アリを捕まえて食べる。自分がアリだったら、これほど恐ろしい生き物はほかにないでしょう。 コハナグモが共食いをしてました。クモは肉食と思い…

高尾山の虫見シュラン・ガイドその31、スミナガシ幼虫のモビール

東高尾山稜コースはここから本格的な山道に入ります。 高い枝にいたアカボシゴマダラを撮ろうと、石垣に登ったのはいいのですが、降りる際に地面に膝を打ち付けてしまいました。 白が基調のアカボシゴマダラ春型は、夏型よりずっと大きいのが多くて、遠目に…

高尾山の虫見シュラン・ガイドその30、シャチホコガ幼虫

今回は東高尾山稜コースの蛾です。 この不思議な生き物は、トゲアシガの仲間。すごいデザインです。 ハガタベニコケガの落書きのような模様も面白いですね。 ウコンカギバが緑の葉の上に、ワッペンのように張り付いていました。 キスジホソマダラもきれいな…

高尾山の虫見シュラン・ガイドその29、アオバセセリ幼虫

いよいよ梅雨入りですね。となると、休日も虫探しに出かけられず、家の中でいじいじしていることが多くなります。そんな時は、イモムシ飼育で時間をつぶすのが一番。今のうちにイモムシ調達です。 東高尾山稜コースのアワブキの木で、アオバセセリの幼虫見つ…

恒例、手乗りアカボシゴマダラ

ベランダのエノキで飼っていたアカボシゴマダラが蛹になりました。 前蛹です 蛹はエノキの葉にそっくり 今日、会社から帰宅すると、羽化したばかりのアカボシゴマダラが待っていてくれました。小雨だったので、飛んで行かなかったんですね。 恒例の手乗り。…

高尾山の虫見シュラン・ガイドその28、ゼフィルスの季節

今回は東高尾山稜の端っこをちょっとだけ探索。 高尾駅からすぐの浅川金比羅神社の参道入り口は、ほとんど誰も気づかない住宅街の中の空地のようなところです。 山は、いつの間にかゼフィルスの季節になっていました。 アカシジミとウラナミアカシジミは、同…