虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ユリカモメ満員御礼

20日の明治神宮。オシドリの状況を確認に行ったら、ルリビタキの♀に出会いました。わりと人なつっこくて、長い時間遊んでくれました。 ♀は青いのは尾羽だけなんですね。尾羽を開いたところを狙ってみました。 くわえているのは、エノキの実でしょうか。 オ…

テントウの木柵キャットウォーク

冬は成虫越冬が多いテントウ虫の季節でもありますね。暖かい日に木柵の上を探すだけでも、かなりの種類がコレクションできます。11、12月に見たテントウ虫の木柵キャットウォークをご覧下さい。 まずは初めて目にしたヨツボシテントウ。普通種ですが、小…

数ミリのヨコバイにも5分の魂

虫好きは、夏は蝶とかカブトムシとかを追いかけますが、冬になると、必然的に小さい虫にカメラを向ける機会が増えます。そして、肉眼では識別できないような虫たちの意外な美しさに気付いたりします。 ヨコバイもそんな虫の一つですね。マクロでファイダーを…

オシドリ情報でゲテモノ・イメージ払拭

最近、蛾ばかり撮っていてゲテモノ趣味と思われるのも困るので、久々に最新オシドリ情報です。 16日の千葉・泉自然公園。オシドリは例年並みで、20羽ほど来ているようでした。でも、ここも普段は池の対岸にいて、遠いです。 (オシドリ夫婦と、その前を…

飛べない女 フユシャク♀に萌え~

フユシャクの♀に会いたい。その一心で先週末,、また生田緑地に出かけました。昼行性のクロスジフユエダシャクの♂が相変わらずたくさん飛んでいます。♂の後を追っていけば、必ず♀にたどり着くはず。しかし、なんと甲斐性のない♂たちでしょう。全く♀にたどり着…

指名手配犯キノカワガ、ついに逮捕

指名手配中だったキノカワガをついに逮捕しました。13日、渋谷区の代々木公園で、ケヤキの幹に潜伏していました。 例によって木の皮に擬態していましたが、執念の捜査で、正体が暴かれました。 (キノカワガ 追っ手を欺く見事な擬態) 横からの雁首写真で…

黄金伝説パート2 キクキンウワバ

ヨモギに付く黄金の蛹はヒメアカタテハの蛹でしたが、ヨモギにはもう一つ、黄金伝説があることが分かりました。それは、キクキンウワバです。 青梅ハイキングコースのヨモギで先日見つけた緑のボール状の巣。ヒメアカタテハの巣とはちょっと違うような。 何…

木柵巡りの手強いライバル

8日の神奈川県生田緑地。木柵巡りで小さな虫を探そうと歩き始めると、目の前にライバルが出現しました。 まだ生きていたんですね。オオカマキリとハラビロカマキリです。木柵上を元気に歩き回って、獲物の虫を探しているではありませんか。 オオカマキリ 「…

オシドリ情報2 明治神宮に先遣隊

仕事とか、子供に勉強教えるとか、貧乏暇無しで小忙しい毎日で、ブログ更新もさぼりがちです。 そんな時は、オシドリ耳より情報その2でお茶をにごします。明治神宮の宝物殿の池にもようやくオシドリがやって来ました。でも6日時点では、まだ1羽だけのよう…

ヤマカマスもウスタビガも死語か

今年は秋にきれいな黄緑色のヤマカマスを見つけました。山のカマスです。今や死語になったカマスはムシロで作った袋のことで、魚ではありません。ムシロも死語かもしれません。山キンチャクブクロとかいう名前にした方が分かりやすいですね。えっ、巾着も死…

老眼にはきつい超ちびっ子カミキリ

師走の横浜舞岡公園。木柵巡りをすると、カミキリ虫にも出会えます。ナカジロサビカミキリは越冬するものもあるようです。 こちらは、ヒゲを折りたたんで見るからに越冬態勢。 とてつもなく小さいカミキリ虫もいました。ヘリグロチビコブカミキリのようです…

師走の虫たち フユアカネ?

とうとう師走に突入してしまいました。鳥モードに入った人も多いことと思いますが、虫もまだまだ健在です。 12月1日の横浜舞岡公園。アキアカネがまだ頑張っていました。「もしかしてミイラか」と触ってみると、元気に飛んで行きました。フユアカネの称号…

アケビコノハの勝負下着

長い間蛹のままだったアケビコノハがやっと羽化しました。成虫越冬なので、今ごろ羽化するのもいるのでしょう。 枯れ葉そっくりの姿は、まさに越冬向きですね。 でも、地味な枯れ葉の装いの下には、華やかな勝負下着…じゃなくて勝負下羽が隠されています。 …

初撮り証拠写真の山に涙

埼玉の北本自然観察公園は、バードウォッチャーさんの間では有名なところ。評判に違わず初めて見る鳥もたくさんいました。しかし、悲しいかな30日は曇天。虫用の貧弱な装備のため、証拠写真のオンパレードとなってしまいました。バードウォッチャーを名乗…