虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

タコの八ちゃんを求めてアルファルファタコゾウムシを飼育するアホ

5月上旬、大島小松川公園の展望の丘を囲む斜面には、アカツメクサの花がたくさん咲いていました。アカツメクサはシロツメクサを巨大にして、花をピンクに模様替えしたような植物です。草花を愛でる清らかな乙女たちの気を引こうと、昆虫記者もアカツメクサ…

芭蕉の奥の細道の旅立ちを虫撮りで偲ぶ

「秋に添うて行かばや末は小松川」。江東区・大島小松川公園を徒歩で目指す際、昆虫記者が一句詠めり…なんて言いたいところですが、文学の素養のない昆虫記者にはそんな詩作は不可能。作者はもちろん、地元の偉人、松尾芭蕉大先生です(地元の人と知ったのは…

外出自粛中の気分をさらに暗くする見た目も性格も暗いユーカリハムシ

もうすぐ東京も緊急事態宣言解除に…と期待したいですね。そうでないと、どこにも行けない。虫撮りの一番いい季節は、梅雨入りまでの1、2カ月ですが、もう残り少なくなってしまいました。新型コロナの影響では、亡くなった方、入院中の方、破産に追い込まれ…

結婚衣装はゴージャスなコサギ。これ結婚サギ?

またまた仙台堀川公園の「野鳥の島」周辺。もういい加減、あきあきしていて外出自粛疲れもピークに達しているのですが「人間辛抱だ」とかいう古い日本人的フレーズが今こそ大事なのかもしれませんね。野鳥の島の鳥を見ていると「ああ鳥になれたら」なんて、…

ドリームアイランドの夢とは程遠い虫たち

家から歩いてドリームアイランドに行ってきました。どんな素敵なところかと、想像をめぐらせてしまった人には申し訳ありませんが、英訳するとドリームアイランドとなるのは、夢の島、ごみ埋め立てでできた江東区の人工島ですね。でも蝿公害で騒がれたゴミの…

大バン、小バンがざっくざくになってほしい。近所で初見の野鳥「バン」

もういい加減飽き飽きしてた外出自粛。緊急事態宣言延長で、まだまだ先は長そうですね。でも、近所の散歩が続くと、日頃気付かなかった以外なものを見つけたりします。 いつもの仙台堀川公園の野鳥の島に、東京では初めて見る鳥がいました。「バン」です。短…

頬をピンクに染める嬉しい出会い。ベニモンアオリンガ

近所の公園(猿江恩賜公園)で、頬をポッとピンクに染める嬉しい出会いがありました。かつての恋人にでも出会ったのでしょうか。そんな人生波乱万丈の出会いが昆虫記者にあろうはずはありません。 出会ったのはもちろん虫。ベニモンアオリンガです。黄緑の羽…

隣の屋上で真昼の情事って?鳩の濃厚前戯とあっさり交尾

新型コロナ対策でステイホームしていると、隣のビルの真昼の情事を眺めたりとか、無益なことに時間を費やしてしまいます。生産性のない行為ですね。でも昆虫記者は品行方正を売りとしているので、情事と言っても人間のことではありません。相手は隣のビルの…