虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

昆虫記者、日本国内編

新宿御苑の植物と虫の関係を捜査

誰からも捜査依頼がないのに、新宿御苑の虫と植物の関係の捜査開始です。まずはエゴノキで、♂のウシズラ(牛面)が有名なエゴヒゲナガゾウムシを捜索します。 いました。下でエゴノキの実を食べているのが♀、上でそれを見守っているのが変顔の♂です。 エゴノ…

新宿御苑の巨大リュウゼツラン開花。数十年に一度の花を咲かせて枯死する壮絶な生涯。

カブト、クワガタ、タマムシなどで有名な(?)新宿御苑ですが、ここは植物観察にも貴重(虫より植物がメインという意見もあります)な場所です。 8月8日に訪れた際には、アオノリュウゼツランが開花していました。テキーラの原料としても有名なアロエの巨…

東京都心のカブト、クワガタ探しは、田舎よりずっと楽ちんで高確率

夏休みだー。カブトムシだ、クワガタだー。という男の子たちが、デジタルゲームがあふれるこの時代にどれほど生存しているのか、はなはだ疑問ではありますが、それでもきっと、夏休みになればやっぱりカブト、クワガタ探しに明け暮れる子供たちがいるはずと…

可愛いのは幼少の一時だけ。外来の嫌われ者になったキマダラカメムシ

最初は外来種の大型カメムシということで、ちょっと物珍しかったキマダラカメムシですが、いつの間にか関東では、ほとんどどこの公園でも見られる邪魔者、嫌われ者になりました。なにせカメムシですから、臭い。大型だから臭さも大型。在来のカメムシを圧倒…

ツマキチョウの蛹は木のトゲにしか見えない超絶擬態

先日の日比谷公園でのヒメシロコブゾウムシ探しの後は、皇居の内堀へと移動。このあたりは桜の季節なら可憐なツマキチョウの舞い姿が見られます。しかし訪れたのは5月だったので、もうツマキチョウはいません。それでも諦めないのが昆虫記者です。 菜の花も…

精力絶倫ヒメシロコブゾウムシの交尾と恥じらいの出産と幼虫の大量発生

日比谷公園の5月の名物と言えば。うーん、何だろう。考えてしまいますね。松本楼の10円カレーは、9月ごろだったし、桜もバラも季節外れだし。 でも昆虫記者にとって、5月の日比谷公園と言えば、ヒメシロコブゾウムシです。アイビーとかヘデラとか呼ばれ…

黒鯛が何十と群れる小名木川

今回はわが家の庭のような小名木川(隅田川と荒川を結ぶ水路です)で、魚、カニなどの観察です。昆虫記者がなぜ魚なのかというと、時間がないので、やっつけ仕事ということです。 虫の記事だと妙に力が入りますが、それ以外だと、エイヤッとばかり、やっつけ…

葛西でシギとシギゾウムシを見てナス田楽を思う

葛西臨海公園で鴫(シギ)を撮る人は多いですね。シギゾウムシを撮る人は少ないです。両方撮る人はめったにいない。 鴫とシギゾウムシが両方見られる場所は結構少ないし、両方撮りたいなんて思うおかしな人はもっと少ない(昆虫記者ぐらい)です。 では、こ…

大島小松川公園に不時着した謎のUFOから宇宙人出現

大島小松川公園では、地球に不時着したと思われる未確認飛行物体(UFO)らしきものを見つけました。捏造写真ではありません。中に宇宙人が乗っているというよりは、物体そのものが、生命を有しているように見えます。 小松川公園に不時着した謎のUFOの正体は…

タコの八ちゃんを求めてアルファルファタコゾウムシを飼育するアホ

5月上旬、大島小松川公園の展望の丘を囲む斜面には、アカツメクサの花がたくさん咲いていました。アカツメクサはシロツメクサを巨大にして、花をピンクに模様替えしたような植物です。草花を愛でる清らかな乙女たちの気を引こうと、昆虫記者もアカツメクサ…

芭蕉の奥の細道の旅立ちを虫撮りで偲ぶ

「秋に添うて行かばや末は小松川」。江東区・大島小松川公園を徒歩で目指す際、昆虫記者が一句詠めり…なんて言いたいところですが、文学の素養のない昆虫記者にはそんな詩作は不可能。作者はもちろん、地元の偉人、松尾芭蕉大先生です(地元の人と知ったのは…

外出自粛中の気分をさらに暗くする見た目も性格も暗いユーカリハムシ

もうすぐ東京も緊急事態宣言解除に…と期待したいですね。そうでないと、どこにも行けない。虫撮りの一番いい季節は、梅雨入りまでの1、2カ月ですが、もう残り少なくなってしまいました。新型コロナの影響では、亡くなった方、入院中の方、破産に追い込まれ…

頬をピンクに染める嬉しい出会い。ベニモンアオリンガ

近所の公園(猿江恩賜公園)で、頬をポッとピンクに染める嬉しい出会いがありました。かつての恋人にでも出会ったのでしょうか。そんな人生波乱万丈の出会いが昆虫記者にあろうはずはありません。 出会ったのはもちろん虫。ベニモンアオリンガです。黄緑の羽…

ツツジの天国は昆虫の地獄

ツツジが満開の季節を迎えましたが、新型コロナも満開なので、根津神社のような名所に行くのは自粛。ということで、またまたご近所散歩です。美しく咲き誇るツツジを見て、恐ろしい地獄を思い描く人は、まずいないでしょう。でも美しい花と甘い誘いには気を…

コロナも何のその。春の等々力渓谷はカップルで大賑わい

春本番ですねー。新型コロナウイルスの影響で、自粛ムードで閑散だった都内の観光地ですが、先日の「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」の提言がどう誤解されたのか、間違ったのか、そもそも理解可能だったのか疑問のあるところですが、都内の多くの…

やっと出会えた今年初のテントウ越冬集団

新型コロナウイルスの感染拡大が止まりませんね。これではとても、ゴールデンウィーク前後の海外虫旅の予約などできません。4度目の台湾行きを予定していたのですが、もはや完全に諦めムードです。予約しても、航空便がキャンセルとか、日本人受け入れ禁止…

子年も新年の虫撮り初めは丑。毎年恒例ホルスタイン柄のチャバネフユエダシャクです

新年の書初めならぬ虫撮り初めは、子年でもやっぱり昆虫界のホルスタインこと、チャバネフユエダシャクの♀ですね。特に年明けは毎年の恒例行事が大切です。この季節に見ごたえのある虫と言えば、彼女しかいないですね。 そこで毎年恒例の生田緑地で彼女を探…

新年の皇居にナポレオンが凱旋って何のこと。ナポレオンハットのヨシガモのことです

新年明けましておめでとうございます。皇居は新年を迎えるのにふさわしい場所の1つですね。と言っても、人込みの苦手な昆虫記者は、一般参賀に行くこともできず、お堀のヨシガモのナポレオンハットを眺めて新年を祝います。 都心部で確実にヨシガモが見られ…

水鳥の行進、求愛、縄張り争いと、ごみのように小さいツマグロヒョウモン幼虫

葛飾区の水元公園に水鳥の季節がやってきました。都内だとほかではあまり見かけないカンムリカイツブリが、今年もやってきていました。少なくとも4羽はいるようです。 今年もいましたカンムリカイツブリ カンムリカイツブリ、3羽集合 ハジロカイツブリもい…

尻フェチにはたまらないアカスジキンカメ幼虫の越冬姿

台風被害から当分立ち直れそうにない埼玉・秋ヶ瀬公園ですが、冬場の常連のアカスジキンカメムシ幼虫は、今年も頭隠して尻隠さずのいつもの姿勢で頑張っていました。尻フェチにはたまらない?お姿ですね。 尻フェチにはたまらない、素敵なお姿のアカスジキン…

師走の黄金の蛹と言えば、ヒメアカタテハ

いよいよ師走、12月。寒さが身に染みるこの季節、それでも虫を探しに出かけるこの根性。さすがと言うか、バカと言うか。 先週末は埼玉・秋ヶ瀬公園に行ってきました。でも台風や大雨の甚大な被害が今も残っていて、駐車場やバーベキュー場は閉鎖のようなの…

大嘗宮参拝ついでに虫詣で②

いよいよ大嘗宮です。平日の午後に仕事を早く切り上げて行ったので、長蛇の列に並ぶこともなく、スイスイと入れました。 これが大嘗宮。真夜中の儀式の際の神秘的な雰囲気とは違って、簡素で素朴な神殿という感じです。 大嘗宮は遠くから撮った方がいい感じ…

世界の昆虫、絶滅の危機。大量絶滅期は既に始まっている

「世界の昆虫の41%が絶滅の危機。英国の田園地帯の蝶は1976年以降46%減少。ドイツの自然保護区の昆虫が26年間で75%減少。渡りで有名な北米のオオカバマダラは10年間で80%減少」。 日本だけでなく、世界の昆虫界でも、大変な事態が起きて…

里山の蝶の4割が絶滅危惧種になりかねないって本当?

里山の蝶の4割が絶滅危惧種になりかねない危機的状況にあるそうです。これは朝日新聞も、NHKも報道するぐらい恐るべきニュースです。 「モニタリングサイト1000里地調査」という環境省事業で、日本自然保護協会が調査を担当したというので、信頼性は…

日本最小のスズメガ「ホシヒメホウジャク」は蛾だけどかわいい

たまに日本の虫。1カ月ほど前に自宅で羽化したホシヒメホウジャクです。大きいと不気味なスズメガの仲間ですが、小さいというだけで可愛く見えますね。日本最小だそうです。 ホシヒメホウジャク。こんなに小さくてもスズメガの仲間です。日本最小です。 幼…

夏の名残、今年最後のカブトムシと涙の別れ

〇夏の名残、今年最後のカブトムシと涙の別れ ああ、今年も夏が終わってしまいました。カブトムシとも最後のお別れです。涙、涙。なんて、今頃何を寝ぼけたことを言っているのかとお思いでしょう。もはや9月下旬、季節は秋です。 今年最後のカブトムシとの…

稲作農家の大敵?、イネクビボソハムシのささやかな人生

〇稲作農家の大敵?、イネクビボソハムシのささやかな人生 水田風景は日本人の心の故郷ですね。そして、農家にとっては大切な収入源、イネクビボソハムシにとっては生活の場そのものです。 緑の森に囲まれた水田。谷戸の風景はいつ見ても心に染みます。老後…

スーパーの野菜を食べると必ず死ぬキアゲハ幼虫の怪

〇スーパーの野菜を食べると必ず死ぬキアゲハ幼虫の怪 台湾旅行をわずか1週間後に控えているのに、まだパソコン上には8月の虫写真の在庫がたまっています。どきゃんかせんといかん。 まず何から処理していくか考えた時に、心に重くのしかかる悲しい思い出…

えーっ、7月の虫写真整理のトップが蝿って、ひどくない?

〇えーっ、7月の虫写真整理のトップが蝿って、ひどくない? まだまだ虫写真の在庫整理は延々と続きます。何とトップは蝿です。「うわー、やめてくれー」という非難の声がブログを揺るがします。金蝿、銀蝿、肉蝿、寄生蝿、どれもこれも嫌ですね。なんで蝿っ…

〇えーっ、今頃オオトラフコガネ?。積み残しもここまでくると犯罪です 今回は6月分の積み残しの甲虫。初めて撮ったオオトラフコガネの♀もまだ、ブログに載せていなかったなんて、「怠けるのもいい加減にしろ」と言いたくなりますね。もはやここまで来ると…