2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧
千葉の泉自然公園では、毎年確実にホソミオツネントンボが見られます。厳冬期の虫見に備えて、今のうちにいる場所を確認しておきましょう。そうでないと、木枯らしの中で無駄骨を折ることになりかねません。 今頃はまだ元気に飛び交っているので、あちこちの…
カニグモの仲間は蟹に似ています。その中でも、ガザミグモは、いかにもカニ。食べておいしいカニの「ガザミ」の名前をもらっているくらいですから。 ワタリガニという、味噌汁の出汁になるカニがいますが、ワタリカニグモというのもいるらしいです。ただし、…
冬の泉自然公園で毎年必ず会えるのがオシドリ夫婦。オスは美しく、メスはかわいい。理想的なカップルですね。 今年はやたらオスが多くて、雌の奪い合い状態。 他のオスが枝に登ってこようとすると、上のオスが蹴落としていました。下にはライバルがいっぱい…
千葉の泉自然公園。ここはヤマカマスが多い。でも、今年は不作でした。見つかったのはたった2つ。それも経年劣化したようなのばかり。 こんなのでは、期待していた「おまけの卵」が付いているはずもありません。 最近読んだ「イモムシのふしぎ」に載ってい…
まだまだ暖かい葛西臨海公園ですが、それでもやっぱり、成虫越冬する虫たちが圧倒的に幅を利かせるようになってきました。 真冬にも飛び交う姿を見るアカタテハ。 バッタならやっぱりツチイナゴ。 がに股のホソヘリカメムシも成虫で越冬します。 こんな恐ろ…
先週末の葛西臨海公園。そろそろムラサキツバメの集団越冬が見られるかと期待していましたが、まだまだ暖かい南関東。 モンシロチョウもまだまだ元気。 オオスズメバチの危険も、まだあちこちに。 ウラギンシジミ♀も、まだ越冬の気配なしで、忙しく飛び回っ…
埼玉秋ヶ瀬公園の土手はヨモギが多いので、ヒメアカタテハの隠れ家があちこちに。 アカタテハはカラムシを巻きますが、ヒメアカタテハはヨモギを巻きます。どちらも、緑の中に白い葉裏が見えるので、見つけやすいですね。 一つヨモギの家を開いてみました。…
11月20日(木)、TBSラジオの「荒川強啓デイキャッチ!」に、昆虫記者として再出演することになりました。 午後5時過ぎから、5時半ぐらいまで。この番組、何と生放送なんです。2回目とはいえ、やっぱりドキドキしますね。 テーマは冬の虫。「なぜ…
今回の虫本は、シンガポール赴任時代に子供のために買った絵本から「はらぺこあおむし」です。 世界的なベストセラー絵本作家のエリック・カール氏。日本で一番知られているのは、「はらぺこあおむし」ですね。エリック・カールさんの絵本には虫を主人公にし…
先週埼玉県の秋ヶ瀬公園を訪れてみると、ミノウスバが恋のシーズンを迎えていました。 マサキの一本の枝に5、6組のカップルが集まって、集団見合いの最中。 カップルがたくさん集まると興奮度が増すのでしょうか。 交尾中のものもいれば、お産の最中のもの…
勢力を拡大し続けている外来種アオマツムシ。今や秋の虫の音と言えば、この騒々しい「リー、リー、リー」だと思っている人も多いようです。 先日、求愛の最中の♂を見つけました。ちょっと離れたところにいる♀に、例の騒々しい歌声で誘いをかけていました。 …
秋の蛾の季節もそろそろ最終盤。急がないと、あっという間にフユシャクの季節がやってきてしまします。 10月半ばに見たクスサン。もうこれが今年最後か。 10月にはたくさんいたキマダラ大ナミシャクも、グッと減ってきました。昼間飛んでいるとキチョウ…
ウラギンシジミの好物は人の汗。 汗臭い人を見つけると、しつこくまとわりついてきます。手のひらを差し出すと、何のためらいもなく、手乗りしてきました。 つぶらな瞳で、こちらを見つめながら、汗を舐め取ります。 その口をズームアップすると、不思議な形…
自宅でヒメヤママユが羽化したということは、晩秋の蛾の季節がやってきたということです。さっそく小雨降る中、裏高尾に蛾を探しに行ってきました。 すると、奇妙な光景が。 羽ばたきもせず、空中に静止する2匹のヒメヤママユ。まるで手品のようです。 こん…
関東でもようやくヒメヤママユの季節になりましたね。思い起こせば、遠い昔。頭の赤い小さな幼虫を持ち帰ったのは、新緑がまぶしい今年5月初めでした。 この頃の幼虫もなかなか美的です。 終齢はごく普通の毛虫でした。 繭を作ったのは6月11日。 そこか…