虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

青梅鉄道公園・猫園長の華麗な足技

青梅鉄道公園には有名な三毛の野良猫「のら」がいます。もう10年近く公園に住み着いている電車オタクで、2010年にはなんと「園長」に任命され、任命式が行われています。 来園者のお出迎えとお見送りが猫園長の仕事だそうです。24日も園の門柱の上で…

身近にあった黄金の蛹

黄金の蛹と言えば、オオゴマダラが有名ですよね。昆虫園とかでしか見たことがない、憧れの蛹です。南西諸島まで行かないと、自然の中で黄金の蛹を見ることはできません。 昆虫園の定番。オオゴマダラの蛹。 ところが、身近にもあったんです。オオゴマダラに…

セミが越冬?

アブラゼミが3匹、木に張り付いていました。「夏ですねー」。何馬鹿なこと言っているんでしょう。もうすぐ冬ですよね。 これは、11月も後半の埼玉秋ヶ瀬公園の風景です。アブラゼミも成虫で越冬…するわけないですよね。実は3匹とも、すでにお亡くなりに…

偽物の偽物、コミミズク

25日は川崎市の東高根森林公園を覗いてみました。ここは、木柵や擬木の柵が長々と続くので、真冬のフユシャク探しには良さそうなところです。 まだフユシャクはいませんでしたが、擬木でコミミズクの幼虫を見つけました。鳥じゃないです。ヨコバイの仲間の…

冬の妖精「雪虫」の正体はアブラムシ

一気に寒くなりましたね。と言うことで、冬の話題です。22日は浜離宮で雪虫を追いかけていました。 北海道では、まるで粉雪が舞うように雪虫が大量に飛ぶと、間もなく初雪が降ると言われているそうです。 虫捕り網の役目も果たす特製帽子で、雪虫を捕獲し…

オシドリ耳寄り情報(新宿御苑)

21日の新宿御苑。もうオシドリがやってきていました。20羽ぐらいでしょうか。でもここのオシドリはシャイです。いつも日本庭園の上の池の一番奥の方と右側の木陰にいて、近くにやってくることはめったにありません。もう夕方の4時近かったので、望遠M…

トホシクビボソハムシの大当たり

ブログ「身近な植物」のキンズさんによると、クコの実には私のような中高年には嬉しい効能がたくさんあるそうです。皇居のお堀で鈴生りの様子は、見るからに美味しそうですね。ドライフルーツになどしてみようと思います。 そして、クコと言えば、トホシクビ…

荒野の7人。生き残るのはどいつだ。

カマキリには西部劇の世界が似合います。無法者。賞金稼ぎのガンマン。悪徳保安官。最後に生き残るのはどいつだ。 11月7日現在生存。コカマキリ。縄張りは明治神宮。「腹は出てても狙った獲物は逃さない」 11月9日現在生存。ハラビロカマキリ。縄張り…

できちゃった婚ではありません

秋ヶ瀬公園のヨモギの住人は、ヒメアカタテハだけではありませんでした。 ヒメジュウジナガカメムシは、集団越冬の準備に入ったようです。でも越冬するなら、もっと頑丈な場所がいいですよね。これから集団で引っ越しするのかもしれません。 そしてヨモギと…

開けなきゃいいのに。ヒメアカタテハの巣

秋ヶ瀬公園の入り口近くのヨモギにヒメアカタテハの幼虫の巣がたくさんありました。これまでは、空っぽの巣をたまに見るぐらいだったのに、あるところにはあるんですね。中に住人のいるしっかりした巣が何十もあります。ここはちょっと小高い丘になっていて…

ウソのようなホントの話

17日の埼玉県秋ヶ瀬公園。小雨まじりのどんよりとした天気で、鳥はみんな藪の中。モズもアオジも、ちら見程度で写真は撮れず。ルリビタキを待っていたウォッチャーさんたちも、途中で諦めて帰っていきました。何の収穫もないまま夕方になり、雨がポツポツ…

アオスジ幼虫の背比べ

13日の浜離宮。アオスジアゲハは、まだ幼虫がたくさんいます。 こんな大きな終齢幼虫もいます。余裕で越冬蛹になれるでしょう。 まずまず大きな幼虫。なんとか越冬蛹になれるでしょう。 かなり小さい幼虫もいます。蛹になれても滑り込みか。 超小さい幼虫…

越冬できる子、できない子

花が少なくなって、蝶も減ってきた今日この頃ですが、横沢入では残されたわずかな花に、入れ替わり立ち替わり、蝶がやってきます。 今が花盛りの茶の木には、ウラナミシジミとヒメアカタテハ。 この子は越冬できません。 ヒメアカは越冬準備万端。 センダン…

秋川で天女の舞

横沢入からちょっと道を下ると秋川です。川沿いはさすがに涼しくて、秋の色が濃いですね。 川の中にも紅葉。魚たちも紅葉狩りに来ていました。 鳥の姿も何だか寒そうに見えます。 キセキレイ セグロセキレイ アオサギ 秋はしみじみとしていいですね。感傷に…

エナガ、えーがな。

横沢入の近くの民家で、エナガのベストショットが撮れました。 庭先の小枝にカップルらしきエナガを発見。 会話に花が咲きます。「ジュー、ジュー」「ジュリ、ジュリ」「変なやつが下から覗いているわよ」「気にしない、気にしない」 おっと。急接近です。「…

横沢入は紫の季節

五日市駅近くの里山、横沢入。ブログ「散歩道の手作り」の散歩道さんが時々紹介しているところですね。10日は快晴。陽だまりの谷戸は暑くて汗が出るくらい。ムラサキシジミがこのチャンスを逃すまいと、あちこちで吸蜜していました。 ムラサキシジミの吸蜜…

硬化して傷んだ脳味噌

年を取って、自分の脳味噌がどのように変化したか、観察してみました。まずは、若くて元気だったころの脳味噌です。柔らかくて、瑞々しくて、健康そうですね。 では、現在はと言うと。かなり硬化して傷んでますね。スポンジ状脳症(狂牛病)らしき兆候も見ら…

ちゃんちゃらおかしいハバチ幼虫の威嚇

バラを育てている人なら、大切なバラを丸裸にした憎いハバチの幼虫のことを覚えているでしょう。バラに付くのはチュウレンジバチというハバチの幼虫らしいです。 わが家の近くのバラにも時々います。殺虫スプレーをかけて皆殺しにする前に、お尻を突き上げた…

寒さに耐えるアサギマダラ幼虫

津久井湖を見下ろす峯の薬師へ向かう途中で、アサギマダラの食草キジョランをチェックしました。真っ白な卵がたくさん付いていました。そして、あのきれいな組紐のような幼虫も。このうち何匹が冬を越して、成虫になれるのでしょうか。春に大きな幼虫を見た…

奇跡のポイントで、ジョウビタキ早くもワンペア達成

隅田川テラスにアケビコノハの餌を頂戴に行ったら、ジョウビタキの♂に出会いました。先日代々木公園で撮った♀と合わせて、これで今年は早くも、都区内でワンペア達成です。何だか鳥の当たり年の予感ですね。 こちらがジョウビタキ♂のジョー君です。 「俺は過…

谷津の怪物、アカエイ

谷津干潟に行くと必ず出会える不気味な生物がいます。アカエイです。潮干狩りに行って、こいつに出会うと恐ろしいですね。慌ててその場を離れます。私は一度刺されたことがありますが、激痛が走ります。 アカエイ。尻尾に毒針があるようです。でも私みたいに…

苦手な鳥の季節の幕開けは?

寒くなりました。そろそろ、苦手な鳥の季節です。津久井湖では久々に猛禽に出会いました。ペアで飛んでいましたが、もちろん飛翔写真なんて撮れません。 虫用のカメラだと、はるか遠くの鳥はボケボケになります。でも、いつも見慣れたトンビではないような。…

全然紅葉してない津久井湖、峰の薬師

津久井湖を見下ろす峰の薬師に数十年ぶりに行ってきました。紅葉の季節はまだずっと先みたいですが、子供のころとあまり変わっていない風景にホッとしました。変わったのは体力。こんな小山でも、ヘトヘト、フラフラ。登り道では息がゼイゼイ。もう一度鍛え…

新しい養子、アケビコノハちゃん

マテバシイの葉にいたムラサキツバメ3兄弟と、クズの花にいたルリシジミが、養育期間を終えてめでたく羽化し、旅立ってしてしまったので、わが家もまた寂しくなりました。 ムラサキツバメ。全部♂でした。女の子が欲しくて3人も子供をつくったのに、全部男…