虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

秋の特選虫旅in鎌倉4=廃墟の怪物オオミズアオ

秋の特選旅in鎌倉ですから、最後ぐらいは、虫ばかりではなくて、少しはハイキングコースも紹介した方がいいだろうと反省するのが、人としてのあるべき姿ですね。 長谷からはトンネルの直前にあるこの階段を上ってハイキングコースに入ります。 標識のところ…

秋の特選虫旅in鎌倉3=シンジュサンもモリアオガエルもいるよ

さすが古都鎌倉。都市近郊ではなかなかお目にかかれないお宝も隠れています。 大仏ハイキングコースからちょっと脇道にそれると、誰一人すれ違う者もない秘境に迷い込みます。そんなひっそりとした脇道で、クサギの葉をモリモリと食べている芋虫がいました。…

秋の特選虫旅in鎌倉2=カメムシの秋

鎌倉の大仏ハイキングコースを中心に秋の虫旅。などと言っても、全くハイキングらしさはなくて、虫虫虫です。こんな旅に「是非行きたい」なんて人、いないかなー、いないですよね。 特に秋が深まってくると、ハイキングコースを彩る蝶は減ってきて、代わりに…

秋の特選虫旅in鎌倉

秋の特選虫旅。今回は鎌倉です。 賑わっているのはJR鎌倉駅東口の方ですが、虫旅なら、落ち着いた雰囲気の西口に出た方がいいですね。江ノ電の駅がある方です。 正面の大通りをずんずん進んで、市役所の横を通り過ぎ、トンネルをいくつかくぐると、左側に…

花粉症対策に一役?頑張れブタクサハムシ

秋の花粉症の元凶として忌み嫌われている雑草がブタクサ。名前からして、豚草ですから、嫌な奴って感じですね。英語のホッグウィードを訳した名前なので、原産地の北米でも、あまり好感を持たれていなかったようです。戦後急速に勢力を拡大したため、「マッ…

虫LOVE乙女と虫ママのジャングル探検記その2

前回の記事が送信中に、ブチっと切れてしまったので、麻由子ちゃんのボルネオ旅「4日目 Kubah カエル・デー」の途中からの続きです。 そして! 本日2回目の感動! 2010年にここKubahで新種として記録されたMicrohyla nepentheicola!約10mm! 小さい! ドミニ…

虫LOVE乙女と虫ママのジャングル探検記inボルネオ

昆虫文学少女の新井麻由子ちゃんも、今や青春真っただ中の女子高生になりました。あの名曲「なごり雪」のように、気付いたら、幼い少女も、素敵な乙女に。でも、虫への愛はいまだ断ち切れず、今回はボルネオのクバ、バコ国立公園に突入。母と娘の海外虫旅は…

霊園で心霊写真、正体はアゲハモドキ幼虫

秋の芋虫狩りも最盛期に入ってきました。しかし、八王子の霊園で出会ったのは、どう見ても幽霊。 ちょっと不思議なトーテムポール型の幽霊です。霊園で写真なんか撮るから、意図せず心霊写真が写ってしまったりするんですね。 なーんちゃって。幽霊がいた場…

秋の七草を彩るシャチホコ界の姫君

秋の野に咲く花を代表する「秋の七草」の筆頭は萩ですね。この萩でよく見かけるのが、ヒメシャチホコの幼虫です。 今年もやっぱり萩にいました。秋の七草を愛でるついでに、シャチホコも愛でるのが風流というものです。 本家シャチホコに比べると、姫ですか…

怪獣シャッチーと呼びたい本家シャチホコガ幼虫

食欲の秋、サツマ芋も太くなりますが、芋虫毛虫も、蛹で越冬する前にモリモリ食べて、ぶっとくなります。そうです。秋はぶっとい芋虫の季節でもあるんです。 初秋にカツラの木で見つけた、ほっそりしたシャチホコガの幼虫。まだまだ、伝説の怪物「鯱(しゃち…

秋の特選虫旅in高尾3、アサギマダラに癒されて

峯の薬師参道をさらにしばらく上ると、右は大垂水峠、左は峰の薬師・草戸山という、T字路になります。その先も峰の薬師と草戸山、城山湖と草戸山という別れ道を、すべて左へ、左へと舵を切っていきます。分かりやすですね。ずっと、基本的に左折を続けてい…

秋の特選虫旅in高尾2、モンキアゲハいじめ

いよいよ草戸山へと向かいます。週末だと言うのに、誰も歩いていません。目と鼻の先の高尾山はハイカーで大混雑だと言うのに。 峯の薬師参道に入るとすぐに高級料亭、うかい竹亭があります。もちろん足を踏み入れたことはありません。自己負担では絶対無理だ…