2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧
山梨県オオムラサキセンターでの「夏の虫塾 ナショナル・モス・ウィーク」。久々のライトトラップは人も、虫も大盛況でした。 お子様大喜びのカブクワ対決も見られました。 電燈にぶら下がるカブトも、夏の夜の雰囲気を盛り上げます。 グルグルの巴マークの…
「ファーブル昆虫記」の名翻訳で知られる仏文学者の奥本大三郎先生の著書や講演からは、虫とファーブルに対する愛情の深さが感じられますね。大の虫好きであるということだけでなく、虫探しの楽しさ、虫の魅力を、もっとたくさんの人に伝えたいという熱意が…
7月19日から27日は、日本の虫屋にとって特別な期間でした。知ってましたか、ナショナル・モス・ウィーク。「世界蛾週間」とでも申しましょうか。米国で始まった市民参加型の科学プロジェクトで、その趣旨は、地球上で大繁栄している蛾という生物の観察…
今回はアオバセセリの飼育日記です。 今年も小さな幼虫を一匹確保しました。餌のアワブキは、街中には少ない木なので、問題は餌の調達。野菜室で保存した葉を、チビチビと使います。なので飼えるのは1匹で既に限界。たった一匹を、大事に育てます。 最初は…
エビイロカメムシは、どこがエビ色なのか分からない地味なカメムシですね。 実は、エビイロがエビっぽいのは幼虫時代。 金沢自然公園のススキ原を探してみると、ほーらいました。 薄っぺらく延ばしたエビ煎のようなやつが。 この幼虫、好きなんです。エビイ…
オオキンカメムシを探しに来た横浜の金沢自然公園。セミがたくさん鳴いていて、もう真夏ですね。真夏といえば、やっぱりカブトとクワガタ。 ポイントを覗きに行ってみると、いましたカブトムシ。どんなにカメラを近づけても、逃げる気配などみじんもありませ…
ドットコムの「昆虫記者」でご紹介したキンカメ御殿の主人、清水喜一から、オオキンカメムシの卵をいただきました。 最初は紫色だった卵。 赤くなって、卵の中に顔が見えてきました。白いドットで描かれた円形は、卵の蓋です。これを開けて幼虫が出てきます…
拙著「昆虫記者のなるほど探訪」の紹介を再開。第3章、第6話は、夏休みにもってこいの一番きれいな虫探し。ヤマトタマムシもナミハンミョウも、毎年必ず会いに行きたくなる虫ですね。しかも意外と身近な場所にいるから、やっぱり昆虫王国ジパングはすごい…
1週間以上の長きにわたってブログを更新できなかったのは、親族に突然の不幸があって、宮崎県に帰省していたためです。 故人は大の虫好きでしたので、故人を慕ってか、通夜の会場にヒゲコガネが飛んできました。 初めて見る憧れのヒゲコガネ。ほかに大した…
7月17日(木)午後5時すぎから、TBSラジオで「昆虫記者」として虫の話をすることになりました。荒川強啓さんが司会のデイキャッチと言う番組です。コメンテーターの山田五郎さんは、何と、私と同じ大学、同じ学科、同い年なんです。でも大学で出会っ…
あの手の込んだ素敵なモビールを作っていたスミナガシの幼虫 家で飼ってみると、いい加減なモビールを作っています。環境が変わってやる気をなくしたようです。 ある日突然、トランプのジョーカーのような角を持つ終礼幼虫になっていました。 上から見ると、…
エサキモンキツノカメムシは、キンカメムシのように美しいカメムシではありません。でも、背中のハート模様が示すように心優しい、カメムシです。 やっと、エサキモンキの子育てに遭遇することができました。灯台下暗しですね。場所は会社から目と鼻の先、銀…
時事ドットコムの昆虫記者のなるほど探訪、更新されました。今回はキンカメ御殿訪問記http://www.jiji.com/jc/konchu?p=kinkame0001。御殿の主、清水喜一さんは、日本一の美麗種ニシキキンカメムシをはじめとする、日本のキンカメムシ全種の累代飼育記録の完…