めちゃめちゃ綺麗な蛾「シンジュキノカワガ」が、今年は都内で大豊作でした。最近訪れた都内西部、中部、東部の公園や散策路(シンジュの大木があることが条件)のすべてで、シンジュキノカワガの幼虫と繭を見つけました。東部の公園では成虫も2匹見かけました。風に乗って中国あたりからやってくる外来の偶産種と言われていた時期もありましたが、これだけどこにでもいると、日本で繁殖を重ねていることはほぼ確実でしょう。
シンジュキノカワガの成虫がどれほど綺麗かというと。次の写真のような姿です。ただし、たいていは上翅を閉じていて、下翅の美しい模様をなかなか見せてくれないのが玉に瑕ですが。
シンジュキノカワガの幼虫もなかなかの美貌(あくまで個人的感想)です。緑のシンジュの葉と、黄色と黒の鮮やかな色彩の幼虫とのコントラストが見事。
シンジュキノカワガの繭は、触るとカシャカシャと楽器のような演奏を奏でることで有名。演奏の様子が次回にでもアップしようと思います。