前回に森上信夫さんの新著を紹介したついでと言っては何ですが、森上さんと4月下旬のご一緒した金沢自然公園での虫撮りの報告です。それにしても4月末からの積み残しって、怠慢すぎですね。
金沢自然公園は結構起伏があるので、足腰に自身のない昆虫記者のような人々は、金沢動物園正面口の駐車場(公共交通なら金沢文庫駅西口5番乗り場からバスで15分ほどの市民の森入口下車)から頂上まで、無料のシャトルバスを使うのが便利。虫探しには歩いて登った方がいいのですが、帰りの下りだけ歩くのが得策ですね。
キモカワ・イモムシの図鑑を出している井上けいこさんも一緒だったので、今回はイモムシ中心の虫旅となりました。
まずはボロボロに食い荒らされたツゲの木を発見。ツゲノメイガのしわざですね。
終齢幼虫が山ほど、蛹も幾つか見つかりました。ノメイガの仲間の成虫は、どれも涼しげな姿で夏向きなのですが、大抵は葉裏に止まるので写真に撮るのは結構難しい。ならば幼虫や蛹を持ち帰って羽化させればいいのです。
アラカシの木には、ムラサキシジミの幼虫がどっさり。この幼虫は葉の一部を折りたたんだ中にいるので、この隠れ家の形態を知っていれば見つけるのは簡単です。
サルトリイバラの葉裏には、ルリタテハの幼虫がびっしり。写真の範囲内だけでも7匹確認できます。
このほかにも色々なイモムシがいましたが、井上さんに尋ね忘れたので名前は不明です。