虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

樹液の森の主役たち

 嵐山と言えば、オオムラサキは外せません。狙いはカブトムシとの共演でしたが、残念ながら、カナブンとの共演が精一杯。相手は自然ですから、なかなかこちらの思い通りにはなりませんね。
 まずは♀。茶色くて地味ですが、この体の太さはすごい。ヤママユガ並みですね。
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 ♂は、全開写真は撮れませんでした。同じ場所で粘っていた人に後で聞いてみると、私がちょっと離れた隙に、♂♀が絡んだ全開シーンが何度かあったとのことでした。悔しい。執念の差ですね。
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 オオムラサキのいる木をちょっと離れて、何を撮っていたかというと、もい一方の主役のカブトです。♀は元気なのがたくさんいましたが、♂は生気のないのが一匹だけ。まだ夏は始まったばかりなのに、もうヘロヘロ状態。ハーレム生活で、生気を吸い取られたのかもしれません。
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 ついでにチビノコ。あの湾曲した大あごの巨大ノコギリクワガタは、ここではまだ見たことがありません。でも糸ノコとも呼ばれるこの小さいノコギリも、別種のようでかっこいいです。
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