虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

カラフルなシロシタホタルガの幼虫を探すには植樹から。でもサワフタギって分かりにくい。

 シロシタホタルガの幼虫、今年も千葉市の公園で健在でした。シロシタホタルガを見つけるためには、まず食樹のサワフタギを見つけなければなりません。でも、サワフタギって、あまり特徴がなくて、識別しにくいですよね。

シロシタホタルガの幼虫、今年も千葉市の公園で健在でした。

カラフルで可愛いシロシタホタルガ幼虫。でもいじめると毒液を出すので要注意。

 でも今の季節には、サワフタギは花盛りなので、少し探しやすいかも。とは言っても、白い花がまとまって咲く様子は、ガマズミとか、ヒメウツギとかにも似ていて、見分けるには花と葉を合わせて見比べないといけません。葉はコブシの葉を小さくしたような感じですね。

今が花盛りのサワフタギ。

サワフタギの花には、ヒラタハナムグリが群れていました。

 一番分かりやすいのは、秋に付ける青い実。ガマズミのような感じに実って、青い実ならサワフタギということでしょうか。でも青い実が付くころにはシロシタホタルガの大きな幼虫はいません。秋に実を確認して、初夏に幼虫を探すという面倒な順番になりますね。