鳥
葛飾区の水元公園は、毎年のように大判、小判が見つかります。花咲かじいさんの童謡のようですね。 金貨が埋まっていると思って、一攫千金を狙う人々が押し寄せたら大変なので、訂正します。大判は鳥のオオバンのこと。小判は鳥のバンのことです。 オオバン…
人なつっこくて、遊び好きの野鳥と言えばヤマガラが有名ですね。でも先日皇居周辺で遊びまくっていたのはジョウビタキのメス。 駐車中の乗用車の窓を滑り台代わりに使って、飽きもせず、ずっと遊んでいました。30分ほど眺めて、時々写真を撮っていたのですが…
三鷹市の野川で、カワセミ専用のお食事処を発見しました。恐らく地元の愛鳥家と思われる方が、川の中に入って、懸命にお食事処を建設している現場に遭遇。大きな石を集めて中州のようなものを作り、その中にカワセミ用の止まり木を設置。止まり木の下の方に…
今回は、またまた東京周辺で勢力を拡大する外来の鳥です。ワカケホンセイインコは、いかにも南国風の装いで、森の中を大群で飛び交うと、真冬の東京が熱帯雨林に変わったような錯覚に陥りますね。 ワカケホンセイインコは新宿御苑などにもたくさんいますが、…
虫の少ない冬は、たまに鳥も撮ります。高尾山周辺で今日出会ったのはソウシチョウ。雄と雌を引き離すと、しきりに鳴き交わす様子が、離れがたい相思相愛のカップルを思わせるので相思鳥(ソウシチョウ)の名が付いたという、ロマンチックな鳥ですね。そんな…
先日出かけた千葉市の公園は、毎年オシドリがやってくることでも有名です。でも、ここのオシドリはとてもシャイ(餌付けされていないオシドリはたいていシャイなようです)で、いつも庇のように枝が張り出した木の下に隠れています。 それでも時々木陰から出…
ドナルド・トランプ氏がついに米大統領の座を明け渡しましたが、それと相前後して野鳥界のトランプにやっと出会うことができました。野鳥界のトランプ、野鳥界のリーゼント頭の番長と言えば、レンジャクですね。 レンジャクにはヒ(緋)レンジャクとキ(黄)…
水元公園の睡蓮の池にバンがいました。バンと言えば、ペンキを塗ったような鮮やかな赤色の額板(クチバシの上部から頭部にかけての板みたいなのをこう呼ぶそうです。ヒタイイタではなくガクバンと発音します。恥ずかしながら今回初めて知りました)と、赤と…
またまた仙台堀川公園の「野鳥の島」周辺。もういい加減、あきあきしていて外出自粛疲れもピークに達しているのですが「人間辛抱だ」とかいう古い日本人的フレーズが今こそ大事なのかもしれませんね。野鳥の島の鳥を見ていると「ああ鳥になれたら」なんて、…
もういい加減飽き飽きしてた外出自粛。緊急事態宣言延長で、まだまだ先は長そうですね。でも、近所の散歩が続くと、日頃気付かなかった以外なものを見つけたりします。 いつもの仙台堀川公園の野鳥の島に、東京では初めて見る鳥がいました。「バン」です。短…
新型コロナ対策でステイホームしていると、隣のビルの真昼の情事を眺めたりとか、無益なことに時間を費やしてしまいます。生産性のない行為ですね。でも昆虫記者は品行方正を売りとしているので、情事と言っても人間のことではありません。相手は隣のビルの…
人間も獣も鳥も、子供はおしなべてかわいいものですね。でも例外もあります。例えばこれ。翼竜プテラノドンの群れのようですね。 翼竜プテラノドンの群れではありません。餌をねだるアオサギの幼鳥です。 どう見ても怪獣ですが、これでも子供。親鳥に餌をね…
あっという間に散ってしまった都内の桜。新型コロナも、こんな風に、いさぎよく散ってほしいものです。自宅の庭のような近所の隠れた桜の名所で、咲き誇るソメイヨシノの中でカモメウォッチングをしたのは、つい先週のことでした。 まずは、水面の桜の花びら…
大嘗宮参拝ついでに、お堀で鳥見。そろそろ、水鳥も増えてきて鳥見の季節。注目を集めたのは、ペンギンの物まねで人気稼ぎを狙うぶりっ子キンクロハジロでした。 ペンギンの物まねが得意なキンクロハジロ ペンギンが白い腹を見せてヨチヨチ歩く姿を思わせる…
葛西臨海公園の海辺にハジロカイツブリ(たぶん)が数羽来ています。潜りの得意なカイツブリ。 何を食べているのか観察していると、何と贅沢なことに、カニを食べていました。獲物は、ワタリガニのような、中型のカニ。 何度か突っついて、食べやすくした後…
京成本線の谷津駅で下車。狙いはシジミチョウの集団越冬ですが、途中で谷津干潟を通るので、ついでにバードウォッチング&フィッシュ・ウォッチングです。 この干潟の常連で一番写真写りのいい鳥は、セイタカシギですね。見える範囲にいたのは6羽ほど。作り…
そろそろ冬鳥の季節ということで、水元公園へ。 金町からバスで水元公園下車。公園へ向かう途中は、無料の釣り堀のような風景です。すさまじい数の釣り人がいますが、魚が釣れる気配は全くなし。「当たりも全然ないよ」といったボヤキも聞こえてきます。 何…
冬になると東京近郊では虫が減って、鳥が増えてきますね。ついでだから鳥も撮っちゃおうということになります。 千葉の公園。オシドリ夫婦が茂みに隠れていました。仲睦まじく、こっそり夫婦の営みでしょうか。 日差しが暖かくなると、夫婦で散歩に出ます。…
モズは一見可愛らしい鳥ですが、猛禽類の精悍さと残忍さを兼ね備えています。 可愛いですね。 でもこんなに恐ろしいことも平気でやり遂げます。いわゆる百舌鳥の早贄ですね。 見事に串刺しになったトカゲを拡大してみると、首筋からブスッと入った鉄条網の針…
モズの早贄は嫌いではありません。かつて夏休みの宿題に、昆虫標本を作っていたので、ブスッと突き刺された虫の姿に対しては免疫があります。 しかし、これはちょっとグロです。青空を見上げると、風にたなびくカエルの日干し。千葉県の泉自然公園では日常的…
鵺(ヌエ)ことトラツグミが秋ヶ瀬公園に現れました。横溝正史原作の映画「悪霊島」のキャッチコピーは「鵺のなく夜は恐ろしい」でしたが、昼間の鵺は、愛嬌のあるかわいい鳥でした。 夜に不気味な声で鳴くことから、虎・狸・猿・蛇を合体させた伝説の怪物の…
鳴くよ(794)ウグイス平安京でしたっけ、平安遷都のごろ合わせ。 ウグイスは、あの独特なホーホケキョの美声がなければ、だれからも注目されないし、語呂合わせに使われることもない、ただの地味な鳥だったことでしょう。 あの鳴き声が近くで聞こえて、…
ルリビタキは、この公園のどこかには必ずいます。でも、どこにいるかは、その日の気分次第。ちょっと気まぐれなので、出会ったらそれだけで幸運。 私はだあれ。 枝かぶりの姿も素敵です。 ルリビタキは適当な範囲のテリトリーを持っているらしく、飛び去って…
2015年、年明けの鳥見パートⅡは多摩川の河川敷。虫の収獲が少ない冬、ぬいぐるみのようなエナガの姿を見ると、気持ちがなごみますね。 ジョウビタキのお嬢さんも、なかなかの美貌。 お相手は、ハンサムなこの方です。 でもジョウ君は、彼女より食事に夢…
冬になると虫が姿を隠す。そして、葉を落とした木々の間に鳥の姿が目立ってきます。虫が見つからないと、ついつい鳥を撮ってしまいます。 虫にとっては、不俱戴天の敵のモズ。この時期、虫のいそうなところには必ずと言っていいほど、モズの姿がありますね。…
夏場にはデング熱で大騒ぎになった代々木公園。蚊の駆除で大打撃を受けたであろう虫は諦めて、鳥見です。 アトリの群れが来ていました。都心でアトリを見たのは初めて。目立たない鳥なので、たぶんこれまで気付かなかっただけですね。 男らしいので、たぶん♂…
虫が越冬態勢に入って姿を隠すと、鳥の姿が目立ってきます。虫撮りに行って、鳥だけ撮って帰って来ることも多くなる季節ですね。 葛西臨海公園の池にはカモがいっぱい。そのカモを狙っているのでしょうか、池を見下ろす松の木の上にはノスリ。 やっぱり猛禽…
冬の泉自然公園で毎年必ず会えるのがオシドリ夫婦。オスは美しく、メスはかわいい。理想的なカップルですね。 今年はやたらオスが多くて、雌の奪い合い状態。 他のオスが枝に登ってこようとすると、上のオスが蹴落としていました。下にはライバルがいっぱい…
あっという間に春。というか初夏みたいな気候になってしまいました。タイミングを失って出しそびれていた冬の森の鳥たちの写真はもはや賞味期限切れ。でも倉庫で腐らせてしまうのは忍びない写真もあるので、安値大放出です。 まずは初撮りだった埼玉秋ヶ瀬公…
このところ、黄砂だとか、PM2・5だとか、杉花粉だとか、アレルギーの人には耐えがたい状況が続いてますね。先週末の裏高尾も、杉花粉で大変なことになってました。少し風が吹くと、まるで山火事のように杉林から白い煙が立ち上ります。山全体が花粉でボ…