書き忘れていましたが、町田の里山ではミイデラゴミムシにも久々にお目にかかりました。あの辺にいるとの昆虫カメラマン森上氏のアドバイスですっ飛んで行くと、土くれの下で一匹のミイデラが待っていてくれました。
体内に溜め込んだ化学物質を反応させて、摂氏100度以上の高温毒ガスをお尻から噴射するという、危険生物ですが、そんなことは全く感じさせない素敵なデザインです。
見つけた以上は、やはり毒ガス噴射の場面を見たいですよね。でも、やけどするのは恐いので、プラ容器の中でピンセットでつまんでみました。
迫るピンセット。
ガチッと挟むと、突然「ブシャー!」。
へこき虫などと呼ばれますが、おなら「プー」というような可愛いものではありません。ふなっしーが梨汁を出す時の「ブシャー」が適切な感じです。
それも、後ろ向きではなく、前方に向かって噴射です。ミイデラゴミムシのお尻は、恐らく360度どこへでも銃口を向けられるようです。手づかみしようなどと考える人は、十分注意しましょう。前方から押さえ込めば大丈夫というわけではないようです。
町田では毒虫のマルクビツチハンミョウにも出会いました。ヒメツチハンミョウはよくお会いする毒虫ですが、マルクビを見たのは初めて。寸詰まりで不格好な分、恐ろしさが減殺されて愛せる存在ですね。