千葉の市川市。公園の柵の上で、怪獣ガメラのモデルになったと言われるワニガメのような甲羅を持つ生物を発見しました。そもそも、これが生物なのかどうかも判然としません。
横から覗いてみると、甲羅の下に、折り畳まれた長い足が隠されているのが分かります。確かに生物です。
チョンと突っついてみると、赤黒い、毒々しい足を伸ばして、歩きだしました。ゾワゾワしますね。
調べてみると、外法蜘蛛(ゲホウグモ)という南方系のクモのようです。東京周辺ではあまり見かけない顔です。
外法様とはテングのことで、甲羅のような腹部にある突起がテングの鼻に見えるようです。ワニガメやガメラの方が似ていると思うのですが、名前が付いた当時は要注意外来生物のワニガメも、大怪獣ガメラも、誰も知らなかったでしょう。
外法には、外道、魔術などの意味もあるとのこと。確かに、真っ当な世界には属さない外道の生き物の雰囲気がありますね。
ついでに、近くにいた巨大なガガンボ。日本最大のガガンボ「ミカドガガンボ」だと思います。これも、トンボなどと比べると日陰者、外道の印象があります。