真冬に桑の枝に擬態していたクワエダシャクの幼虫は、3月末には大きな終齢幼虫になりました。トビモンオオエダシャクと同様に「土瓶割り」級の大きなシャクトリ虫ですね。
枝と間違えて、土瓶をかけた人が本当にいたのかどうかは不明ですが、受け狙いで、わざと土瓶を割る動画を投稿する人はいるかも(尺取り虫が可哀そうだし、土瓶がもったいないので、やめた方がいいです)。
クワエダシャクの幼虫は、大きくなっても枝そっくりでした。そして、4月下旬に羽化した成虫は、桑の木のゴツゴツした樹皮によく似ていました。クワの幹に成虫が張り付いていても、昆虫記者の節穴の目では、きっと見逃してしまうでしょう。