虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

新治市民の森で春を迎えた越冬トンボ=田園都市線「青葉台駅」周辺虫めぐり①

 最近よく通っているのは、田園都市線青葉台周辺。新治市民の森、三保市民の森、四季の森公園、寺家ふるさと村など、都市近郊とは思えない自然豊かな公園が多いですね。その上、わがやから青葉台駅までは乗り換えなしで行けるので楽ちん。年を取ると、この楽ちんさがたまらない。

 4月に入ってすぐに訪れたのは新治市民の森でした。谷戸を囲む里山的環境なので、がそろそろお目覚めの時期の越冬トンボを探してみました。

 最初に見つけたのは、ホソミオツネントンボ。まだ目覚めて間もないせいなのか、青色が薄ぼんやりしてました。

ホソミオツネントンボを発見。

青色が薄ぼんやりしているのは、まだ目覚めて間もないからか。

 次に見つけたのがホソミイトトンボ(たぶん。トンボの見分けは苦手です)。こっちは結構しっかりした青いトンボになっていました。

越冬明けのホソミイトトンボ(たぶん)

 その他の虫たちも、一斉に目覚めていました。虫の種類が一番多い季節はやっぱり春。夏はやや出がらし気味の感じになります。なので、この季節はせっせと虫探しにでかけないといけませんね。

テングチョウ。これも越冬明けです。

ムラサキシジミ。これも恐らく越冬明け。

越冬明けのルリタテハは、サルトリイバラにせっせと産卵。

サルトリイバラに産み付けられたルリタテハの卵

たぶん結構相手を求めて争っているモンシロチョウ

ツマキチョウはもう終盤か。かなり色あせていました。

マユミの葉を食べる、ちょっと気味悪いミノウスバ幼虫の集団

首を長くして春を待っていたエゴツルクビオトシブミのオス。

ハルジオンの花のアクセントにヒメカメノコテントウ

新治市民の森はこんなのんびりした感じの森です。

虫ばかりでなく花も撮る昆虫記者。フデリンドウだと思います。