虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

侵略者ガビチョウにガビーン

 最近高尾山周辺に出かけると、よく出会う鳥がいます。ガビチョウです。特に多い場所は茶畑。緑の畝からピョンと飛び出して、また畝の中へ。目の周りのアイシャドーとともに動きも可愛らしい鳥だなと思って眺めていましたが、実はこいつは「日本の侵略的外来種ワースト100」に堂々とランクインする特定外来生物なのです。

そう聞くと、可愛いと思ったアイシャドーも、スケバンのメイクのように見えてきます。

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畝からピョン。よくみると、あちこちの茶の木がガサガサと動いています。7、8羽の群れが畑の中にいるようです。

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周辺の林の中からも怪しい視線を感じます。

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 やっぱりガビでした。高尾周辺ではスズメみたいな存在になりつつあるようです。
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一方、畑の中の止まり木ではホオジロが囀っていました。

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 隣は幼鳥でしょうか。顔の模様がはっきりしません。

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 しばらくして、同じ止まり木を見てみると。「ガビーン!」。ガビチョウに占拠されていました。将来を暗示するようですね。
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