虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

豪雨の上高地・蝶編

 アサギマダラは高原の風景にピッタリの蝶です。真夏は涼しい高原リゾートで過ごし、秋になると下界に下りてきて、庶民の目を楽しませてくれます。
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ヒョウモン蝶も真夏になると下界から姿を消します。夏眠するらしいですが、高原の夏は短いのでヒョウモンに夏眠の暇はないのでしょう。
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ミドリヒョウモン

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オオウラギンスジヒョウモン

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オオウラギンスジヒョウモン

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コヒョウモン

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コヒョウモン

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カラスシジミ


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サカハチチョウ

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ヒメキマダラヒカゲ

そして、明神を過ぎ、いよいよオオイチモンジの多いという徳澤へ。と、その時、一天にわかにかき曇り、遠方から迫る落雷の音。ポツリ、ポツリと雨が降り始めたかと思うと、ゴロ、ピカ、ドサーっと猛烈な雷雨が襲ってきました。ズボンはびしょびしょ、靴はぐちょぐちょ。山を甘く見てはいけませんね。徳澤に思いを残したまま、一気に撤退です。

雨宿りをした小屋の壁には、コムラサキと濡れ鼠になったキバネセセリ。
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コムラサキ

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たぶんキバネセセリ

 晴天の下、上高地で一日を過ごしたら、どれほどの虫が見られるのか。また来年も来るしかないですね。