虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

いくぜボルネオ虫紀行④=2度おいしいキパンディ

 insects of kipandi ①
 クロッカー山脈国立公園の一角にあるキバンディ・バタフライパーク。コタキナバルから日帰りツアーがあります。蝶園を見るだけだとちょっと物足りないです。
 で、お勧めは、午後2時ごろ出発の蝶園、夕食、夜のライトトラップ込みのツアーです。昼間と夜で2度も虫三昧。2度おいしいキパンディです。
 キナバル公園本部は1600メートルの高地。夜は寒いくらいなので、大型のカブクワは少なめ。なので、まずはキパンディでカブクワを満喫して、後日キナバル公園に乗り込むという贅沢なプランです。
 キパンディは、コタキナバルからわずか36キロ、車で1時間弱。標高は700メートル前後です。

 蝶園のペットのサソリです。
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 蝶は痛んだのが多いですが、アカエリトリバネアゲハは立派なのがいました。
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 ヒメゴマダラ
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ナガサキアゲハ
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 熱帯の蝶園は、基本オープンエア。ジャングルの一部を網で囲ったようなものなので、外から勝手に入り込んでくる、蝶以外の虫も見逃せませんね。
 
 蝶園は、さまざまな植物があって、外からやってくる小さな虫にもいい環境。人が放した蝶よりも、外から侵入してきた虫を見つける方が楽しいです。これが日本の蝶園と違うところですね。  
 トゲグモにも注目しましょう。チブサトゲグモがいたるところにぶら下がっています。
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 カニ風味のトゲグモもいました
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 裏側もきれい
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 ボクサーカマキリの小さな幼虫もいました。
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 蝶を狙って、どこからか入り込んだ野鳥が一羽。ドキッとするほどきれい。も、も、もしかして憧れのヤイロチョウの仲間?。後で調べたところ、たぶんアオオビヤイロチョウのようです。
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 蝶園周辺にはトレッキングコースも。当然虫がいます。

 カミキリでしょうか。
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 エグリハナムグリの仲間のようです。表側を撮ろうとしたら逃げられました。
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 サシガメもきれいなのがいました。
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 次はいよいよ、蛾まみれ必至の夜の部です。