虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

ご近所のギフチョウ、今年のラストチャンス

 12日は久々に例の神奈川県のギフチョウの聖地へ。私のご近所でギフが確実に見られるのは、ここだけ。毎年恒例の巡礼ですが、今年の春は天気に恵まれず、この日がほとんど唯一のギフチョウ日和の週末となりました。

 大混雑を覚悟して、虫仲間とお出かけです。メンバーは、ナナフシ研究家として成長を続ける昆虫文学少女の麻由子ちゃんと麻由子ママ、著名昆虫写真家のM氏、ブログ「日々面白日記」を隠れ蓑にしている必殺昆虫仕事人のI女史。案内役の虫記者は責任重大です。
 案の定の大混雑で、午前10時には近くの駐車場は満杯になってました。
 ギフチョウも久々の晴れ間を待っていたのでしょう、あちこちに出没して、蝶の数よりはるかに多いカメラマンたちをどよめかせます。時期的にかなり痛んだのが多いですが、されどギフチョウです。案内役としては、大役を果たせてホッと安堵。

 尾状突起が4本あるギフチョウがいました。ネットで検索すると、時々こういうのもいるようです。大発見ではないようです。
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 こちらが普通の尾状突起のギフチョウ
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 スミレとギフチョウ
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 飛翔
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 一応のギフチョウメニューをこなしたので、あとはぶらぶら雑蝶、雑虫探しです。

 まずは、スプリングエフェメラルのメニューをそろえます。
 ミヤマセセリです。
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 すさまじい人だかり。どんな大スターがいるのかと思ったら。
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 もてもての彼女はコツバメでした。
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 ドウダンツツジの芽に産卵してました。ボケボケなので卵は確認できません。
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 あとは本当の雑虫。
 コガタルリハムシです。「子宝が授かりますように」とお願いしたくなる豊満さです。
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イタドリハムシ。
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 ベニシジミギフチョウよりきれいな気もしますが、普通種の悲しさですね、誰からも見向きもされません。
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 藤にはフジハムシ。上にいるのは黒化型でしょうか。
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 毒系、吸血系など嫌われ者も、必ずいるものです。
 ヒメツチハンミョウです。
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 ヒルです。
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