夏場は高原に居たアサギマダラが、秋風に乗って東京郊外の低山地に戻ってきました。ほとんどのマダラチョウは南方系なのに、アサギマダラは涼しい気候が好き。関東では11月初めまで、その姿を目にすることがあります。
アザミの花とアサギマダラ。絵になりますね。
春から初夏にかけて、よく見かけたアサギマダラですが、真夏の間は、雲隠れ。避暑地でロマンスにふけっていたのでしょうか。
それが、またご近所に戻ってきてくれて、感激ひとしお。別れた恋人が、ひょっこりと舞い戻ってきたような感じです。涼し気なアサギマダラにドロドロの愛憎劇は似合いません。すがすがしい再会ですね。
でも、気まぐれな彼女は、晩秋になると暖かい南の地へと、また旅立っていきます。