もういい加減飽き飽きしてた外出自粛。緊急事態宣言延長で、まだまだ先は長そうですね。でも、近所の散歩が続くと、日頃気付かなかった以外なものを見つけたりします。
いつもの仙台堀川公園の野鳥の島に、東京では初めて見る鳥がいました。「バン」です。短い名前ですね。ただの「バン」です。体が黒くて、クチバシが白い「オオバン」は冬場にたくさんいるお馴染みの鳥ですが、このあたりでは「バン」は結構めずらしいかも。二つ合わせてオオバン、コバン。花咲かじいさんの裏の畑(大判、小判がざっくざく)のようで、縁起がいいですね。
同じクイナ科なので、体つきやクチバシの形はよく似ています。違いはオオバンの羽毛が黒、バンの羽毛が茶色とい点と、オオバンのクチバシが白で、バンのクチバシが赤という点。大きさはバンの方がかなり小さいです。
そしてあまり気付かれないのが、足の水かき。オオバンの足は弁足と言って、小さなお皿のような水かきが指にたくさん付いていますが、バンの足はニワトリのようで水かきがありません。なので、バンは泳ぎが苦手で、田んぼの中などを歩き回るのが好きなようです。都会ではあまりお目にかかれないのはそのせいかも。
今回のバンはまだ幼い感じでしたから、これから毎年成長の様子を見せてくれるかも。
大人っぽいバンは、こちら。台湾で撮ったバンです。