シンガポールのパシリス・ビーチの続きです。前回の題名にサイチョウとありながら、サイチョウが出てこなかったので詐欺だと思って、JAROに連絡した人もいるかもしれませんね。手が後ろに回るのは嫌なので、前回載せ忘れていたサイチョウです。
あの「ガガーン」のマングローブ散策路閉鎖のショックから、いまだ立ち直れず、散策路をとぼとぼと引き返した時のことでした。水路の小さな橋の上に張り出した枝の上に、カラスを何倍にもしたような巨大な鳥がとまっているではありませんか。
「サ、サ、サイチョウ」。そうです。何と近代都市国家シンガポールの公園に、野生のサイチョウが来ていたのです。ここは動物園とか、鳥類園ではありません。ただの海辺の公園です。ごくごくまれに、シンガポールでもサイチョウを見かけることがあると聞いてはいたのですが、本当に出会えるとは思っていませんでした。キタカササギサイチョウというサイチョウの中ではいちばんありきたりの種類ですが、目の前で見ると迫力です。
左の木の上にいます。至近距離です。じりじりと近づきながら写真を撮ります。
近付いていくと、橋の右側の木に飛び移りました。遠くに行かず、色々なポーズをとってくれるサービス精神あふれるサイチョウです。
5分か10分ほど、撮影に付き合ってくれたやさしいサイチョウでした。
マングローブ林の遠景はこんな感じです。散策路が閉鎖されていなければ、もっと色々見られたのにと、つい欲張りな願望を抱いてしまいます。
パシリスの鳥がサギだけだったら、本当に詐欺になるところでした。あぶない、あぶない。