虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

寺家ふるさと村=田園都市線「青葉台駅」周辺虫めぐり④

 今回は、昆虫写真家の森上信夫さんから紹介してもらった寺家ふるさと村です。青葉台駅から鴨志田団地行きのバスで10分ほど。終点の鴨志田団地からすぐのところにあります。

 今回紹介するのは4月末の事前調査の時の虫たちです。ここは虫の種類が豊富なので、続編(たぶん主にイモムシ)、森上さんとの虫撮り本番、追加取材などが続くと思います。なので、今回は小手調べ程度の感じで、ざっと出会った虫たちを紹介します。

まずは「きれいどころ」で、クビアカトラカミキリ

クビアカトラカミキリは花の蜜が好物のようで、花粉まみれのもいました。

これも「きれいどころ」のアカガネサルハムシ。ブドウ系の葉を食べますね。

以前紹介したラクダムシもこの時に見つけたものです。すぐ飛んでしまうので、プラケースに入れてから撮影。

クロハネシロヒゲナガ。髭(触角)が異様に長いオスは絵になりますね。

クルミの木には定番のカメノコテントウ。餌はクルミハムシの幼虫ですね。クルミハムシの成虫と蛹も幾つか見かけました。

桑の木には定番のハラグロオオテントウ。高いところにいたので、ボケボケの証拠写真ですいません。餌はクワキジラミの幼虫ですね。

フジにはフジハムシの幼虫。本番の際には成虫になっていました。

 このほか、背の低いクヌギにはコイチャコガネ、ヒメクロオトシブミ、ゴマダラオトシブミ、センニンソウにはオオアカマルノミハムシ、アマチャヅルにはアトボシハムシなど普通種の虫がたくさんいました。虫好きなら弁当持参で丸一日いても飽きないところです。

 入口の向かいの「四季の家」に詳しいマップがあるので、マップを入手してから散策に出るのもいいかも。

四季の家に置いてある無料のマップ。