昨日は5月並みの暖かさだったので、プラケースで飼っていたヒカゲチョウを放してやりました。思えば羽化は2月上旬。1カ月間という、蝶の人生としては長い付き合いでした。その間、狭いプラケースの中で薄いカルピスだけで、よく頑張ってくれました。
仏教界では、捕まえた生き物を放すことで殺生を戒める放生会という儀式があって、これをやると、何かいいことがあるようです。捕まえる興奮、飼う楽しみ、そして放してやる快感。その上、仏の御利益まである。一粒で2度ならぬ、4度もおいしい、お得なパッケージです。なんて、生臭坊主みたいなことを考えている人には、必ずばちが当たるでしょう。
季節は冬から春へと移り行く途中のようで、フユシャク♀がまだいるかと思えば、ナミテントウやキイロテントウが元気に走り回っていたりもします。