虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

高級朽木に喜ぶ卑しいカブト

 今日は雨なので、わが家の虫たちの近況を御報告します。昨年カブトムシを飼っていたプラケースをほったらかしにしていたのを思い出し、腐葉土をひっくり返してみると、糞だらけになったカラカラの土の中に、4匹幼虫が生き残っていました。近くのホームセンターに無添加腐葉土を買いにいくと、以前は10リットルで200円だったのが、たった2リットルで200円に、何と5倍の値上がり。
 わが家のカブトは、ヘラクレスとかアトラスとか高価な外国産ではなくて、そこらの雑木林にいた国産ですから、とてもこんな高級腐葉土を与えることはできません。
 そこで昆虫用品コーナーを覗くと、10リットル500円の粉砕朽木が。これでも高すぎるのですが、仕方なくこれを買い与えることにしました。都会では悲しいかな、腐葉土さえも店で買わなければならないのです。
 
 「やったぜ、高級朽木が食えるぞ」と、牛丼2杯分の値段の朽木に食らいつく幼虫たちでした。
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 八王子から持ち帰ってきたアサギマダラの幼虫は、もう終齢になったのでしょうか、だいぶ大きくなりました。相変わらずの変顔で、ベランダのキジョランを食べまくっています。
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 最後は以前キティーちゃん顔の幼虫を紹介したヒカゲチョウです。立春を過ぎて、とうとう羽化してしまいました。
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 皆さんのブログでは、野外でのモンキチョウベニシジミの羽化直後の新個体が紹介されていましたので、来週あたり暖かい日に放せば、野外でも生きていけるかもしれません。でも、やっぱりちょっと早すぎたかなと、またまた反省です。暖房もない寒い玄関に置いておいたのに。