エサキモンキツノカメムシは、キンカメムシのように美しいカメムシではありません。でも、背中のハート模様が示すように心優しい、カメムシです。
やっと、エサキモンキの子育てに遭遇することができました。灯台下暗しですね。場所は会社から目と鼻の先、銀座からほど近い浜離宮。
ミズキの葉を下から見上げると、どこでもかしこでも子育ての最中。ざっと見回しただけで10匹以上のエサキモンキが卵を抱えていました。
人間でも、子供を産みっぱなしで、ほったらかしていることがある時代です。子育てをする虫なんて、感心ですね。
数日後に見に行くと、卵は無事孵化。可愛い1齢幼虫になっていました。孵化してもまだ、お母さんのお腹の下に隠れています。
そして、また数日すると、幼虫は既に2齢に。色が黒っぽくなり、いたずら坊主の雰囲気が出てきました。それでもまだ、お母さんエサキモンキは、子供たちを守り続けています。
そしてやっと、子供たちも独り立ちです。