年の暮れも押し詰まった28日、またしてもフユシャク探しです。年内にホルスタイン柄のチャバネフユエダシャク♀に会えるチャンスは、事実上これが最後。状況はかなり厳しいと言わざるを得ません。
いつものように木柵を丹念にチェックしていきます。
おっ、あそこに見えるのは、もしや。
それはなんと、ホルスタインに擬態した鳥の糞でした。チャバネフユエダシャク♀は、鳥の糞に擬態していると言われていますが、確かに似てる。
その先の杭に、またしても白っぽい物体。ホルスタイン柄の鳥の糞その2だろうと、あまり期待せずに接近します。
すると、おおっ、これはまさしくチャバネフユエダシャク♀。ちょっと小柄でしたが、今冬の初物です。初物はいつでも嬉しいものです。
冬になると、鳥見の人が急増。その中でただ一人、ホルスタインの撮影に酔いしれる虫記者でした。