師走の虫探しの穴場は、ヤツデの葉裏です。特に地面近くにある大きな葉の裏が、小さな越冬昆虫たちにとっては居心地のいい隠れ家になっているようです。
まずは常連の「前向きだまし」ことクロスジホソサジヨコバイ。羽先にある第2の顔が、とぼけていて、いい味出してます。
アミメクサカゲロウも居候してました。こんな弱々しく繊細な姿の虫ですが、クサカゲロウの仲間も成虫で越冬するのが多いようです。
セモジジンガサハムシもヤツデの葉裏で時々見かけます。
ベニヘリテントウをヤツデの葉裏で見たのはこれが初めて。
普段はあまり虫撮りと縁のないヤツデですが、冬場はあの大きな手が頼もしく思えます。