虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

いくぜボルネオ虫紀行⑤=夕食後は待ちに待ったライトトラップ

insects of kipandi ②

 いよいよ、昼間よりさらにおいしい夜のライトトラップです。涼しくて気持ちいいです。
 ボルネオオオカブト、クワガタもきますが、カブクワはお子様たちが喜ぶ虫ですね。大人の狙いは、やはり渋い蛾です。
 ボルネオのジャングルでのライトトラップといえば、蛾まみれになることを覚悟しなければなりません。白い布がたくさんの蛾のデザインで埋まっていきます。エルメスのスカーフのようです。
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 しかも、これは絵ではなくて、生きています。ブランド物のスカーフより、はるかに価値があります。
 ともかく種類が多いのがすごいです。一期一会です。二度と同じ柄は見られません。
 まずは宝石をちりばめたような、小さくて美しい蛾たちのパレードをご覧ください。虫好きでなくとも、うっとりしますね。

 スジベニコケガに近い蛾
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 アカスジシロコケガに近い種類
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 これもコケガ系か
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 リンガの仲間らしいのもきれい
 まばゆい銀色。貴金属の輝きです。

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ノメイガ系も無視できません。
イカリモンノメイガに近い仲間か
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シロフクロノメイガ?
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シャクガ系は面白い模様
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ツバメガの仲間
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ヒトリモドキの仲間
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アツバの仲間
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その他
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 心地よく蛾まみれになっていただけたでしょうか。

 拙著「昆虫記者のなるほど探訪」でも、アジアの虫撮りの穴場をたくさん紹介してます。海外旅行の際には、是非異国の虫に注目を。グローバル化で人間界の異国情緒は乏しくなっていますが、虫の世界はまだまだ異国情緒たっぷりです。
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