虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

いくぜボルネオ虫紀行㉓=ついに新種発見か?オシャレな柄の大型ナナフシ

insects of kinabalu park ⑭

 3月26日は、リワグスイートのレストランでサンドイッチ弁当を作ってもらい、リワグ川の河原でのんびりピクニック。あらかた虫探しの目標をクリアしたので、余裕ですね。サワガニなど探して遊びます。
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 しかし、そんな余裕が大収穫につながることもあります。途中の売店で、夜から居残りの虫はいないかと、灯火の下を探索すると「うわっ、何だこの派手なナナフシは。でも全然擬態になってないんですけど」。
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      緑の羽に赤い星を山ほどちりばめています。

 窓の内側からお顔を拝見。
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 物差しで測ってみました。結構大物です。
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 日本に帰ってから、ナナフシ博士を目指している昆虫文学少女の新井麻由子ちゃんに写真を送って調べてもらったら、「もしかしたら、たぶん、きっと新種」とのお墨付き?をいただきました。

 そして、紙のように薄っぺらいカメムシの幼虫。まるで花びらのようです。
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 横からとか、
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 前からとか見ると、ペチャンコに踏みつぶされたカエルのようになってしまいます。
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拙著「昆虫記者のなるほど探訪」でも、アジアの虫撮りの穴場をたくさん紹介してます。海外旅行の際には、是非異国の虫に注目を。グローバル化で人間界の異国情緒は乏しくなっていますが、虫の世界はまだまだ異国情緒たっぷりです。
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