虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

昆虫記者の原点・一見こわもてのクモたち

 マレーシア・フレーザーズヒルの道の両側の土手を眺めて歩くと、こんな穴があちこちに開いています。これがアースタイガーと呼ばれるタランチュラの仲間のクモの巣です。
イメージ 1

 夜行性なので、昼間はあまり出歩いていませんが、穴の入り口あたりに顔を出しているのを時々見かけます。
イメージ 2

イメージ 3
 ちょっと恐そうですね。007シリーズとかで、暗殺の小道具として登場したりしていたので、猛毒の殺人生物と誤解されていますが、噛み付かれても人が死ぬようなことはないようです。とは言え、あまり触りたくはない輩ですね。

 土手の斜面には、もう一種類、凶悪な風貌のクモがいます。ハラフシグモの仲間です。タランチュラの巣穴は、一目瞭然のただの穴ですが、ハラフシグモの巣穴の入り口には扉があって、扉を閉じると、どこに巣穴があったのか、わからなくなってしまいます。
イメージ 4
 指差している先に巣穴があるのですが、分かりますでしょうか。

 扉が少し開いて、隙間から足が見えてきました。
イメージ 5

 ここまで出てくると、クモだと分かりますね。
イメージ 6
 このハラフシグモも一見恐ろし気なクモですが、危険という記述は見かけないので、実際はおとなしいクモのようです。すぐに扉の下に隠れてしまう臆病者です。セアカゴケグモとか小さな毒グモの方がよっぽど恐いですね。