虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

東京原宿のカブト・クワガタ続編、虫好きレディースも参戦

東京都心・夏の公園虫散歩(原宿のカブト、クワガタ続編)

 東京都心、渋谷区原宿。若者ファッションのメッカですね。そんなところで、虫仲間が待ち合わせ。「なんで、どうして」と思う人もいるでしょう。でも、前回の虫散歩・原宿編でもうお分かりですね。
 原宿は若者の街であり、虫撮りの街でもあるのです。
 まずは、駅からすぐのおしゃれなイタリアン・レストラン、ダッチパスタラボで、お昼を食べながら、虫情報の交換。都会派の虫撮りは、やっぱりこんな風に優雅でないといけません。
 なにせ、今回は、昆虫文学少女の新井麻由子ちゃんと、麻由子ママ、そして新進の生き物写真家の菅野詢子さんという、豪華でファッション・コンシャスな虫好きレディースとの虫旅ですから。
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 その後アーバン・インセクト・ウォッチャーズ一行は、竹下通りには向かわず、ミステリー昆虫ゾーンに突入したのでありました。

 原宿駅自体も実は昆虫ゾーンです。窓際には時々、夜から居残りの虫の姿があります。

 ウンモンスズメですね。
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 アオドウガネです。
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 そして、森に入っていくと。

 まずは麻由子ちゃんが見つけたイモムシ。この毒々しい姿はツマグロヒョウモンですね。蛹になる場所を探して、放浪中のようです。
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 麻由子ママも何か見つけました。黒い船体に黄色い丸窓の潜水艦的な姿は、セスジスズメの若齢幼虫です。この頃が一番かわいくて、大きくなるほど不気味になります。
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イモムシに熱い視線を注ぐ虫好きレディース。中央が菅野詢子さん。
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 菅野さんが、カミキリムシを見つけました。たぶんナガゴマフカミキリでしょう。
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 麻由子ちゃんがコフキコガネを発見。
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 しかし、なかなか本命のカブト、クワガタが見つかりません。やはり昼間に見つけるのは難しい。案内役の虫記者の額に冷や汗が光ります。こういう時の案内役はつらいですよね。早朝にはあんなにいっぱいいたカブトムシの姿がどこにもありません。焦りますよね。ネーチャーガイドっていうのは本当に大変だと思います。自然が相手ですから、当たり外れが大きいので、外れの時は、お客さんにがっかりされることも多いはずです。

 朝はこんな感じで、ごろごろと、カブトがいたのに…
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 昼間に見つかるのは死骸ばかり。
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 しかし、ついにその時はやってきました。帰り際になって、カシの木の根元に姿を現したカブトムシ。立派な角の♂です。お客さんの喜びもひとしおですが、ガイド役の安堵はもっと大きいです。
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 麻由子ちゃんに喜んでもらえて、虫記者もうれし涙です。
 夕刻が近づき、やっと目を覚ましたのでしょう。カブト、クワガタは基本夜行性ですから、夕方が朝食タイムです。

 カブトムシを撮影していると、外国人旅行者がワイワイガヤガヤと集まってきて、アイドル撮影会のようになりました。期せずして、観光客誘致に一役買ってしまったアーバン・インセクト・ウォッチャーズでありました。
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 その後は、コクワガタも何匹か発見し、とりあえずは、カブト、クワガタというメニューをそろえることができて、ほっと胸をなでおろしたのです。
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 たとえ小さなコクワガタでも、優しい視線を注ぐ虫好きレディースでありました。
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 コクワガタも、大型の♂はなかなかにカッコイイのです。
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 帰り道の見送りはヒグラシの合唱。夕方のヒグラシの合唱を聞けるところなんて、都会ではなかなかないのです。原宿はいい街ですね。
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 最後は原宿駅前のイタリアントマトで、ビールやコーヒーを飲んで昆虫談義。暮れ行く原宿はアーバン・インセクト・ウォッチャーズのインセクトトークにふさわしい、ピクチャレスクな風景なのでした。