年末年始に枯れ草ばかりの草原で、トノサマバッタらしき生物を目撃したことはありませんか。なんで真冬にトノサマバッタが。「よくぞ、この寒さに耐えて生きながらえた」とギネス級の生命力に感動したことはありませんか。私もこれまで、だまされてきました。しかし、先日ようやく、その正体がツチイナゴであることを知りました。
彼らは、紅葉のシーズンになって、やっと成虫が現れ、そのまま越冬し、翌年に産卵するという、普通のバッタとは全く逆の生活をしています。イナゴの名が付いていますが、見た目はトノサマバッタ、クルマバッタに非常に良く似ています。頭部から羽先まで、背中を走る白っぽい線、胸部の縞模様が特徴で、成虫はすべて茶色系。冬の枯野で身を隠すため、こんな色になったらしく、緑色のものはいないそうです。
写真は11月30日に新宿御苑で撮ったもの。緑のススキにいたので、全く保護色になっていない浅はかなツチイナゴです。
彼らは、紅葉のシーズンになって、やっと成虫が現れ、そのまま越冬し、翌年に産卵するという、普通のバッタとは全く逆の生活をしています。イナゴの名が付いていますが、見た目はトノサマバッタ、クルマバッタに非常に良く似ています。頭部から羽先まで、背中を走る白っぽい線、胸部の縞模様が特徴で、成虫はすべて茶色系。冬の枯野で身を隠すため、こんな色になったらしく、緑色のものはいないそうです。
写真は11月30日に新宿御苑で撮ったもの。緑のススキにいたので、全く保護色になっていない浅はかなツチイナゴです。