昆虫写真のゴミ屋敷状態の解消が進まない理由の中には、どうでもいいのに、なぜか気になるものの存在というのがあります。
実際のゴミ屋敷とか、散らかった部屋とかでも、そうですよね。どうみてもゴミなのに、なぜか気になって捨てられないものってあります。
5月の写真を整理していて気になったのは、模様の一致。全く違う種類の虫なのに、なぜか模様が瓜二ということが、良くあります。蜂に擬態して身を守るカミキリや蛾がいるのは有名ですが、擬態でも何でもないのにそっくりというのもあります。
その一つとして気になったのが、イタドリハムシとモンシデムシの仲間。
こちらが、イタドリハムシです。
これは5月の高尾のヨツボシモンシデムシ。動物とかミミズとかの死骸を食べるシデムシのくせに、葉っぱの上にいるのはルール違反。ハムシと思って(ずっと大きいので、そそんなことはあり得ません)掴んでしまったら、汚いですよね。汚いですが、子育てをする家族思いの虫でもあるようです。
似てますよね。ヤマトモンシデムシなんてのは、もっとイタドリハムシに似た模様らしいです。葉っぱを食べるハムシと、動物の死骸を食べるシデムシが似ているべき理由は思いつきません。他人の空似ということでしょうか。
キノコムシの仲間も同じような模様のが多いですね。これはヒメオビオオキノコ。こちらはキノコや菌類を食べます。
こんなつまらないことを気にしていると、片付け作業が全く進みません。部屋の片づけが進まないのも同じ理由でしょう。というのは、ずぼらな性格の言い訳にすぎません。