雪が積もる森。千葉市の公園を虫探しで歩く昆虫記者の足取りは重い。今日もまた、何の出会いもないまま日が暮れるのか。
樹木名表示板の裏を覗いてみても、いるのは地味なサシガメやクモばかり。しかし、次の表示板を目にした時、何となく「ここには絶対いる」という予感。
そして開けてびっくり玉手箱。ナミテントウとカメノコテントウがぎっしりと、すし詰めのおせち料理状態でした。思わず「あけましておめでテントウ!」と叫びたくなる、心躍る瞬間ですね。
どんな表示板が穴場かというと、これまでの経験では、南に開けた空間がある場所の太くて白っぽい木にかかっているのがいい感じです。
ついでと言っては何ですが、森の冬鳥もわんさとお出迎えしてくれました。山に雪が降ると、あわてて里に下りてくるのでしょうか。