虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

新年あけましておめでテントウ。開けてびっくり玉手箱の集団越冬。

 雪が積もる森。千葉市の公園を虫探しで歩く昆虫記者の足取りは重い。今日もまた、何の出会いもないまま日が暮れるのか。

 樹木名表示板の裏を覗いてみても、いるのは地味なサシガメやクモばかり。しかし、次の表示板を目にした時、何となく「ここには絶対いる」という予感。

 そして開けてびっくり玉手箱。ナミテントウとカメノコテントウがぎっしりと、すし詰めのおせち料理状態でした。思わず「あけましておめでテントウ!」と叫びたくなる、心躍る瞬間ですね。

f:id:mushikisya:20220110101734j:plain

新年明けましておめでテントウ。心も体も温まる光景です。

f:id:mushikisya:20220110101944j:plain

樹木側に張り付いていた小さなテントウ集団

 どんな表示板が穴場かというと、これまでの経験では、南に開けた空間がある場所の太くて白っぽい木にかかっているのがいい感じです。

 ついでと言っては何ですが、森の冬鳥もわんさとお出迎えしてくれました。山に雪が降ると、あわてて里に下りてくるのでしょうか。

f:id:mushikisya:20220110102122j:plain

ジョウビタキ

f:id:mushikisya:20220110102153j:plain

ジョウビタキ

f:id:mushikisya:20220110102225j:plain

ヤマガラ

f:id:mushikisya:20220110102253j:plain

モズ♀

f:id:mushikisya:20220110102309j:plain

証拠写真程度のルリビタキ

f:id:mushikisya:20220110102352j:plain

証拠写真に毛が生えた程度のカワセミ

f:id:mushikisya:20220110102431j:plain

森に続く小道の周囲は一面の雪景色