春の野原でアブラムシを食べまくる元気なテントウムシもいいですが、冬のテントウ集団は一味違います。寒い冬。カラフルな虫は少なくなって、寂しくなります。そんな時に、虫好きの心を癒してくれるのが、肩を寄せ合って寒さをしのぐテントウ虫の越冬集団。
でも、そんな心温まる集団に出会う機会は意外に少ないものです。自然の中で探しても、簡単に見つかるものではありません。
そこでトラップです。晩秋になると太い柱にテントウが集まって来る光景ををよく見かけますよね。
そして真冬。木の板を外してみると、運が良ければ、びっしりとテントウムシが張り付いています。
トラップには時々、予想外のおまけが付いてくることもあります。今年はマイマイカブリが一匹、テントウと一緒に越冬してました。こういう、トラップならではのドキドキ感もいいですね。
柱の根元に、枯草などを積んでおくだけでも、簡単なトラップになります。
冬の虫探しは、空振りになるリスクも高いですよね。そんな時に頼りになるのがテントウ・トラップです。