先週神奈川県川崎市の生田緑地で、外来のきれいなハゴロモをかなりの数見つけました。以前シンガポールで同じハゴロモをたくさん見たので、熱帯系のハゴロモだと思います。。
2015年ごろから日本各地で報告があり、ヘリチャハゴロモという仮名が付けられているようです。学名はSalurnis marginellaというらしい。川崎にたくさんいるなら、既に東京都心部もかなり浸食されているでしょう。外来昆虫は、環境が合えば一気に増えるので、来年は近所でわんさと見られるかも。
遠目にはアオバハゴロモに色も形も大きさも似ています。しかし近づいてみると、翅に水色から黄色の水玉模様が施されていて、頭の上から胸部背面にかけて水色の地に赤い筋が2本入るなど、南国風のカラフルな装いです。
アオバハゴロモと生息環境が重なるならば、アオバハゴロモを駆逐する勢いで増えて生態系を乱す恐れがありますね。でもアオバハゴロモよりずっときれいなので「許しちゃおうかな」という気にもなります。
川崎あたりはまだまだ暖かいので、今月末ぐらいまでは元気なヘリチャハゴロモが見られるかもしれません。是非見たいという人(まずいない)は、生田緑地へ急げ。でも、そのうちきっと、どこでも見られるようになります。