ブログ「風の吹くままに」のhanaoyajiさんの情報で、利根運河に可愛い振りした毒虫マメハンミョウを探しに行きました。
運河水辺公園の向かいのツルボの花にたくさんいるはずだとのピンポイントの情報です。しかし、なかなか見つかりません。
ヒガンバナは盛りを過ぎているし。
ツルボの花を丹念に覗いて行きますが、花影にいたのは、ヒメジュウジナガカメムシ。
「hanaoyajiさんの嘘つき」とか、ひどいことを口走りながら、さらに探します。
すると、毒々しい姿。しかし、これも違います。セスジスズメの若齢幼虫です。
諦めずに探します。hanaoyajiさんの情報に間違いがあるはずはないと信じて。
すると。ドキッ。一歩も前へ進めなくなりました。なんと、強烈な毒を持つマメハンミョウの群れの中に踏み込んでしまったのです。1メートル四方に10匹以上はいそうです。触ったり、踏みつぶしたりしないように、慎重に、慎重に、写真を撮ります。
交尾中のカップルです。
こうして花にいると、可愛く見えますが触ってはいけません。体の節々から出てくる黄色い毒液が皮膚に付くと、水ぶくれになります。
お腹がパンパン。産卵前の♀のようです。幼虫はイナゴなどの卵を食べるという偏食です。なので、バッタがいないところでは生きていけません。
恐る恐る捕まえて、ビニール袋に入れました。すぐに黄色い毒液を出します。時代劇などで暗殺に使われるハンミョウの毒とは、このことです。
でも、ハンミョウの毒で保険金殺人というニュースは聞いたことがないので、人が死ぬほどの毒ではないのかもしれません。
顔は毒虫らしいですね。