虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

2022-01-01から1年間の記事一覧

東京湾岸でとんでもなく大発生している南国の虫、リュウキュウツヤハナムグリ

東京湾岸で、ある南国の虫がとんでもなく大発生しているようです。リュウキュウツヤハナムグリという、コガネムシ系のちょっときれいな虫です。 琉球の名があるので寒さには弱そうなのですが、何と今頃すでに羽化している個体もいるようです。つまり今なら、…

桜の枝に付いた貝殻の正体は?残念なアワなしアワフキ、トゲなしトゲアワフキ

桜の枝先に付いた白い貝殻みたいな物が気になっている人がいるかもしれません(たぶんいない)。その正体を知りたいと思っている人もいるかもしれません(たぶんいない)。 貝殻の形状は、磯遊びでよく見かけるオオヘビガイに似ています。もしかして、カタツ…

超普通種のヨモギハムシの幼虫が見つからない訳

ヨモギハムシは、ハムシとしては珍しく、なぜか晩秋から冬にかけてが恋の季節です。12月ごろまでせっせと交尾に励む姿が見られて、恋に見放されて冷え切った虫好きの心を温めてくれますね。 成虫で冬を越して、春に産卵する個体もいるようですが、関東では…

ホルスタイン・フユシャク、今冬も何とかノルマ達成

「フユシャク界のホルスタインこと、チャバネフユエダシャク♀を最低1匹は見つけること」を毎冬のノルマ(何とばかばかしいノルマであることか)としている昆虫記者。今冬は絶望か、と思われたのですが、何とかギリギリでノルマを達成しました。めでたし、め…

真冬の公園トイレでニジュウシトリバ。この造形美は孔雀にもジュディー・オングさんの衣装にも勝る

千葉の公園での真冬の虫探し。寒さでお腹が不調では、トイレのお世話になるばかり。虫探しどころではない、と言いたいところですが、トイレはある意味、虫の宝庫ですよね。 すると、何という強運でしょうか、入った個室の壁にマダラニジュウシトリバ(旧名ニ…

新年あけましておめでテントウ。開けてびっくり玉手箱の集団越冬。

雪が積もる森。千葉市の公園を虫探しで歩く昆虫記者の足取りは重い。今日もまた、何の出会いもないまま日が暮れるのか。 樹木名表示板の裏を覗いてみても、いるのは地味なサシガメやクモばかり。しかし、次の表示板を目にした時、何となく「ここには絶対いる…

新春の虫初めは、飾りのような青い小さな羽が可愛いイチモンジフユナミシャクの♀

皆様、明けましておめでとうございます。おめでたい年明けには、何か新春にふさわしい虫を登場させたいところですが、冬場に華やかな虫を見つけるのは、かなり難しいのです。 冬を代表する虫と言えばフユシャクですが、フユシャクで色味があるのは、イチモン…

新春の虫初めは、飾りのような青い小さな羽が可愛いイチモンジフユナミシャクの♀

皆様、明けましておめでとうございます。おめでたい年明けには、何か新春にふさわしい虫を登場させたいところですが、冬場に華やかな虫を見つけるのは、かなり難しいのです。 冬を代表する虫と言えばフユシャクですが、フユシャクで色味があるのは、イチモン…