虫好きなら知らぬ人のいない昆虫図鑑サイト「昆虫エクスプローラ」の管理人川邉透氏、著名昆虫写真家で新著「虫とツーショット」で変なオジサンと虫の自撮りブームを巻き起こしつつある森上信夫氏のほか、蛾マニア界の大物S氏や、必殺昆虫仕事人のI嬢などなどの姿もあります。
トラップ脇で極小の蛾の標本を作り続けるS氏です。見事な手さばきは、伝統工芸の熟練職人を連想させます。
オオミズアオ、ムラサキシャチホコなど大衆受けする普通種には見向きもせず、ひたすらに、一般人の誰一人その名を知らない微細な蛾たちの展翅を続けます。
暗闇の中、徹夜でこんな細かい作業を続けられる人を私は尊敬します。
雑多な蛾の中で、虫記者があやふやながら識別できるのは、ヨツボシホソバとか、
カキバトモエとかぐらいのもの。
S氏がかかわっている「みんなで作る日本産蛾類図鑑」サイトで調べて名前が分かった極小蛾は、ウスムラサキノメイガと
しかし、S氏によれば、今回の最大の収獲は、ネット上で調べても全く名前が出てこないこの極小蛾です。教えてもらった名前はウスベニモンノメイガ(間違っているかもしれません)。
埼玉ではこれまで採集記録がなかったという珍品らしいのですが、虫記者のような素人には全くその価値が分かりません。
虫ガールが増えてきましたが、モスガール(モスバーガーの店員さんではありません。moth girlです)もこんなに盛況。うれしい限りです。