虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

シラミだって虫なんです

 アルゼンチンの虫ガール知佳さんから、楽しくもあり、恐ろしくもある衝撃の「シラミ」の報告です。昔は誰もが、血を分け合って親密なお付き合いしていたシラミですが、最近はお会いしたこともないし、噂も聞かないという人が多いのではないかと思います。「シラミつぶしに探す」などという言葉も、実感がなくなっていますね。かく言う虫記者も、一度もお世話になったことがありませんでした。

 知佳さんがアルゼンチン入りして1カ月ほどで、早々と知り合いになったというシラミさんがこちらです。
イメージ 1

 「少し後頭部を爪で掻いてみたところ、爪の間にヒトジラミ!」というのが発見の経緯。感染源に関しては、「移動中のバスの背もたれから移った」「挨拶の時ベソス(頬にキス)をするので、その時に移った」などが疑われるそうです。
イメージ 2
 結局卵は80個、シラミは20匹ほど取れたとのこと。シラミと言えども虫ですから、大収穫と言えましょう。
 その後「ヒトジラミをまじまじと見たのですが、観察してみると意外とかわいい顔」だったそうです。さすが虫ガールです。

 これはアルゼンチンのケラ。日本のケラより、地面掘削用の爪が頑丈なように見えます。
イメージ 3

 こちらはアルゼンチンのサシガメとその卵だそうです。サシガメ系の卵は、ビール瓶とかケチャップ容器とかを並べたような形状ですよね。これだけ並ぶと壮観。
イメージ 4

イメージ 5