虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

ツタンカーメンのミイラ、或いはゾンビ

 ウスタビガと言えば晩秋の蛾ですね。千葉の里山で、今頃まで残っている繭(ヤマカマス)は、当然空っぽ。
 と思って手に取ってみたら、意外にずっしりとした重量感。どうやら秋に羽化し損ねたようです。
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 蛹が干からびてゴミのようになっているのでしょうか。中身を確認したくなりますね。
 開いてみると、びっくり。恐らく死に絶えているのでしょうが、まるで生きているかのようなお姿。
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 ツタンカーメンの黄金の棺を思い起こさせる芸術劇な蛹でした。この中に、干からびた蛾のミイラが入っているとしたら、まさに棺ですね。
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 でも万が一、生きていることに望みをかけて、しばらく保存してみることにしました。もし、ゾンビが出てきたらどうしよう。