虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

東京都心、春の公園虫散歩(葛西臨海公園続き)

 初夏が近づいてきて、潮風が心地よい季節になりました。展望レストハウス・クリスタルビューから海を眺めるのもいいものです。
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 カラフルなドレスが潮風に舞うと、誰でもモデル気分に浸れます。是非お試し下さい。
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 しかし、浜辺には虫が少ないので、虫記者は蒸し暑くて、人通りもほとんどない公園裏手へ。

 グミの木がたくさんあります。赤い実はいつ見てもおいしそうで、ついつまみ食いしてしまいますが、これが、いつものことながら渋くて不味い。

 でもそんなグミの実をじつにおいしそうに食べる虫がいます。ご存知グミチョッキリです。まだ熟していない実が好みです。
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 狙いを定めて。
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 ブッスリと口を差し込みます。
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 都内のどの公園にもいるアカボシゴマダラ。まだ白が基調の春型がほとんどです。
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 ナナフシもだいぶ大きくなりました。
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 イボタの花はコアオハナムグリだらけ。
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 カツオゾウムシ系の細長いのが、ヨモギにいました。ナガカツオかアイノカツオかどちらかですね。
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 樹液にはまだ、ヨツボシケシキスイしかいません。
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 夏が近づき、コガネムシ系が多くなってきました。これはたぶんクリイロコガネ。黒コガネぐらいの大きさがあります。
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 サクラに群れていた真っ黒なコガネムシは、カンショコガネの仲間でしょうか。
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 クズの葉をボロボロにするのは、コフキゾウムシとか、クズノチビタマムシとか虫メガネが必要なほど小さな虫たち。
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 クズノチビタマは、飛んだ瞬間に腹部の青い輝きが見えて、タマムシらしさを感じさせます。交尾の最中にも、上に乗った♂が、羽を広げてブンブンやっているのをよく見かけます。きっと興奮してるんでしょうね。その際にも、青い腹部があらわになります。
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