虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

ウリボウ撮影は命がけ

 6月30日は箱根にいました。狙いはオオルリハムシです。出会えたかどうかは、さておいて、珍しく今回は動物、イノシシです。農作物の被害から人的被害まで、箱根の住民を悩ませているイノシシですが、それでも子供のウリボウは可愛いものです。
湿生花園裏のテニスコート前の林で、ウリボウが4、5匹走り回っていました。そのうち1匹が歩道に出てきました。
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縁石を突っついたりして、しばらく遊んでいました。
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ちょっと近づくと、カメラに気づいて、林の中へ。
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可愛いですね。ちょっと追いかけたくなりますね。そこで、林の方へ向かうと「グオッ」と大きなうなり声。巨大な親イノシシが背後に控えていたのです。恐いですね。猪突猛進されたら、命の危険すらあります。写真を撮ることも忘れて、慌てて逃げ帰ってきました。

そう言えば、以前にも箱根をドライブ中にウリボウを見かけたことがありました。その時も親が4匹の子供を引き連れていました。小さなウリボウの背後には、必ず親がいます。子育て中のイノシシの親は凶暴になることがあるそうなので、かわいいウリボウの撮影にはくれぐれも気をつけましょう。