虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

木柵巡りの手強いライバル

 8日の神奈川県生田緑地。木柵巡りで小さな虫を探そうと歩き始めると、目の前にライバルが出現しました。
 
 まだ生きていたんですね。オオカマキリハラビロカマキリです。木柵上を元気に歩き回って、獲物の虫を探しているではありませんか。
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 オオカマキリ 「お前が来る前に、1匹残らず食ってやったぜ」
 
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 ハラビロカマキリ 「虫捕りなら俺様の勝ちさ」
 
 う~ん、これは厳しい条件ですね。でも、さすがのカマキリも、コミミズクの擬態は見抜けなかったようです。
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 こんな美味しそうなクヌギカメムシカップルも見逃していたようです。
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 キボシカミキリは手強いと見て、あえて戦いを避けたのかもしれません。
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 最後は冬の落ち葉とフユシャク。笹藪の中をたくさん飛び回っていました。クロスジフユエダシャクでしょうか。
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 しかし、木柵にいるはずの、羽の退化した♀の姿はどこにもありません。
 「ヘッヘッヘ、やはり俺様の勝ちだな」。
 カマキリのせせら笑う声がどこからか聞こえてきました。