虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

高尾山の虫見シュラン・ガイドその42、ビアガーデンの季節

  ともかく暑いこの季節、昼間の虫探しは厳しいですね。と、いうことで出かけるのはもっぱら夜です。夏の夜なら、ビアガーデン。何と高尾山の上には、夜9時まで営業しているビアマウントというビアガーデンがあります。

この時期の高尾山と言えば、やっぱりビアガーデン…ではありません。虫記者ですから、目標はやはり、珍品と言われるヨコヤマヒゲナガカミキリでしょう。

まあ、そんなものが、初めての夜の高尾山頂で見つかるはずはありませんね。それでも淡い期待を抱きながら、夕暮れ迫る中をケーブルカーで山頂へ。
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ビアガーデンはちょっと財布の負担が重いので、まずはヒグラシの大合唱と、夜景を楽しみます。都会ではあまり聞けなくなったヒグラシ。これだけで、来た甲斐があります。
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             (こんなところにビアガーデンが)

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(ビアマウント、かなりにぎわってます)

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(ヒグラシの大合唱が涼を誘います)


まずケーブル駅にやってきたのは、アゲハモドキ。これは幸先がいい。ジャコウアゲハそっくりの擬態で知られる有名人(蛾)ですね。
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アゲハモドキは赤い胴体までジャコウにそっくり)

そろそろカミキリの時刻ですが、灯火を見回りに行くと、大きな虫網を持った人々がたくさんいます。聞いてみると、その多くはヨコヤマヒゲナガカミキリ狙い。これでは、万が一ヨコヤマが飛んできても、全部網に入ってしまって、撮影チャンスはないかも。
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