虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

ジャコウアゲハ対ホソオチョウ、果てしなき戦い

 久々の狭山丘陵。ウマノスズクサが生い茂る草原に、1匹のジャコウアゲハ

花から花へ、ではなくて、ウマからウマへ。次々に卵を産み付けていました、
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写真を拡大してみると、お尻の先に卵が見えてます。
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産み立てほやほやの新鮮卵です。
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 生まれたてほやほや、孵化したばかりの幼虫が卵の殻を食べていました。
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小さい幼虫は、刺激するとすぐ肉角を出します。アゲハの仲間の証明ですね。
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中型の幼虫。いちばんかわいい時期です。
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大きくなると、かなり気味悪いと思う人も、芸術的と思う人もいるでしょう。
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そして、同じウマノスズクサをめぐる果てしない戦いの相手、外来の新参者、ホソオチョウです。

こちららは♀
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これが♂
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幼虫の不気味さはホソオチョウが一枚上手です。
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幼虫の数では、2対1ぐらいで、ジャコウが多いようでした。

しかし、蝶の数では20対1ぐらいで、ホソオ側の勝利。最後に勝ち残るのはどちらか。それとも和平協議で共存を図れるのか。