擬態の極致、天然トリックアートのムラサキシャチホコ、ついに我が家で羽化しました。
コマユバチやら、もっと大きな寄生バチやらの餌食になって、これまで2回の飼育に失敗。3度目の正直です。
多摩川河川敷で出会った幼虫。
プラケースの側面とオニグルミの葉で作った蛹室で蛹になりました。ここまでくれば一安心。
羽化は来年と思っていたら…。
10月初め、気が付いたらプラケースの中に、くるりと丸まった枯葉が一枚。もしや、と思って触ってみると、枯葉がもそもそと動きます。
横から見ると、どう見ても、立体落ち葉。
指に乗せてみましたが、やはり落ち葉。平面に描かれた模様とは思えない、見事な立体的陰影。
しかし、前から見ると、普通のモフモフした蛾です。
少し羽を開いたところを上から見ると、「ふーん、なるほど、こんなトリックになっていたわけね」という感じ。でもやっぱり立体的に見えます。